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コミュニケーション能力を再定義する【意識を進化させる講義】

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コミュニケーションを再定義する

人生を歩む中で、様々なレベルの人間関係の問題に人は悩まされ続けています。

 

コミュニケーション能力とは、単にビジネス上で相手とのやりとりを円滑にするためだけのスキルではありません。

 

実際、仕事上のコミュニケーションの評価は高い(他者から見たらうまく見える)のに、家庭での人間関係がボロボロ、という人は意外なほど多いです。

 

会社員としては活躍して、そこそこ出世もしたのに、退職した後は他者との関係が構築できず、自分の居場所をなくしてしまう寂しい老人となってしまう人も多いです。

 

 

  

人生の質は、コミュニケーションの質である。

The quality of your life is the quality of your communication.

 

世界No.1コーチ アンソニー・ロビンズの言葉です。

 

 

まさに、この言葉の通りなのですが、ネットで『コミュニケーション』という言葉を検索したときに出てくる情報のほぼすべてが、『仕事上のスキル』『社会人スキル』という浅いレベルでの『お手軽なコミュニケーションテクニック』に関するものばかりです。

 

小手先のテクニックを身につけて、コミュニケーション能力が高まった、とカン違いしてしまうと、パートナーや家族など、身近にいる大切な人とのコミュニケーションが疎かになって、居場所をなくしてしまう、という未来に近づいてしまいます。

 

 

この記事では、そもそもの本質論に立ち返り、『コミュニケーション』『コミュニケーション能力』という言葉の再定義を行うことを目的にしています。

 

コミュニケーションという言葉の概念、前提となる理解を書き換え、あなたの意識に『パラダイム・シフト』を起こすことがゴールです。

 

 

本当の成功者は、仕事、家庭の区別なく本当の意味で『コミュニケーション巧者』で、他者、自分以外のものとの関係性を構築することに優れ、豊かで幸せな人間関係(人間以外のもの、仕事や社会・世界との関わりも)をマネジメントすることができます。

 

 

この記事で解説することを理解し、概念を書き換えることで、あなたが、他者や世界との関係性を望ましいものに変えていく一つのきっかけになることができればうれしく思います。



また、関連の記事も紹介しておきます。

併せて読めば、相当に理解が深まるはずです。



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一般常識的な話よりも、抽象レベルの高い解説になるので、無理に一度で理解することを目指さず、このページをお気に入りやブックマークに追加し、手元にノートなども用意して、自分なりのメモを取りながらじっくり理解を深めてもらえたら、と思います。

 

 

コミュニケーションを再定義する

コミュニケーションを再定義する

この記事は、あなたの『コミュニケーション能力』を『別次元的に進化させる』ことを目的として執筆しています。

 

大げさな表現ですが、僕自身が『コミュニケーション』という概念を自分の中でアップデートし、『再定義』することによって、その後の僕の人生の中に実際に起こってきたことを考えたら、そう過大な表現ではない、と思っています。

 

 

何にしてもそうなんですが、人は、日常の大部分を『無意識』の領域で情報処理したり、判断したり、行動しています。

 

そういう意味で、人は誰しも『習慣の奴隷』だったり、『過去のパターンの奴隷』だったりします。

 

 

でも、何かの拍子に、新たな視点を得て、自分の中での『概念』が書き変わると、

 

【パラダイムシフト】

 

というレベルの変化が起こります。

 

 

【パラダイムシフト】というのは、いわば、次元をジャンプするような根本的な変化のことで、過去から続くパターンの延長線上にあるような、

 

『想定範囲内の変化』

 

とは一線を画します。

 

 

たとえば、あなたが、野球少年だったり、サッカー少年だったとして、必死に練習を重ねて、素振りやドリブルみたいな、スキルやテクニックを上達させることをするとします。

 

これは『想定範囲内の変化(成長)』です。

 

 

『コミュニケーション能力』という言葉で検索をかけたときに、表示されてくるページの多くは、こういった(小手先の)スキルやテクニックを解説しているものばかりです。

 

そういうものを学んでも『想定範囲内の変化(成長)』しか望むことはできません。

 

 

それに対し、一流の選手のプレイを間近で見る機会や、直接指導する経験があると、そこでそういう人たちの『視界』がインストールされることがあります。

 

『コツ』とか、『ポイント』を教えてもらう、みたいな感覚ですね。

 

 

そうやって新しい視点を得ることによって、

 

『一流の選手にとっての、

 【素振り】とはどういう概念なのか?』

 

という新しい理解が自分の中に生まれると、まさしく【別次元】にジャンプしたかのような、根本的な変化が生まれます。

 

 

物事の上達やスキルアップにおいては、この『パラダイムシフト』をいかに効率よく意図的に起こしていくのか、ということが重要で、意図的にパラダイムシフトを求めることによって、

 

漫然と、『基礎練習』とか『努力』を続けるのとは、まったく違った場所にたどり着けます。

 

 

パラダイムシフトを起こす上での注意点

パラダイムシフトを起こす上での注意点

パラダイムシフト、のポイントは【次元を飛び越えること】なので、ここでいくつか注意点があります。

 

 

【別次元】というのは、文字通り、今までいた世界とは、まったくの『別世界』です。

 

世界が変わるとルールも変わります。

 

 

あなたがこれまで自分が経験してきた、

 

『過去のパターンの世界』

 

のルールに囚われて、そこに縛られていると、新しい世界のルールを、スムーズに自分の中にインストールすることができません。

 

 

なので、この記事を読んで、ホントに効果を実感したいなら、僕が語ることに対して『心理的な抵抗』とか『摩擦』を持たず、一旦、フラットに自分の中に受け容れてみる、ということを意識してみてください。

 

 

これは、この記事のテーマである、

 

『コミュニケーション能力を高める』

 

ということにもプラスに働きます。

 

 

コミュニケーションにおいては、『相手』を理解することが重要で、『相手』とは自分とは違う人間です。

 

 

一人一宇宙という世界観を理解する

一人一宇宙という世界観を理解する

他のブログ記事やメール講座内で僕は、『一人一宇宙』という言葉を使っていますが、人は誰しも、自分の脳内に仮想的に作り上げた、自分だけの『宇宙』に生きる存在です。

 

 

参考記事:

潜在意識を書き換えるセルフコーチンク術【思考は本当に現実化するのか?】

 

 

自分と相手、同じ人間で、同じ国籍であったとしても、まったく別の宇宙に住む、

 

『宇宙人』

 

のような存在だという認識が重要です。

 

 

『宇宙人』くらいに、別々の世界観を持った相手を、理解するためにはまず、

 

『自分の常識と相手の常識は違う』

 

という前提に立ち、『自分の常識』を一旦すべて棚に上げてしまう、ということが必要です。

 

 

自分のものの見方に引きずられては、相手を理解することはできないし、相手が言ってることを理解することもできません。

 

 

なので、この記事の内容を理解するためには、一旦自分の中の『常識』を捨てて、僕が見ているもの、僕がどういう視界に立って、そういう言葉を綴っているのか?

 

ということを、僕の立場になって洞察する、ということをしてみてください。

 

 

これは

 

『訓練』

『トレーニング』

 

の類のものなので、最初は取っつきづらくて苦手意識を持つ人もいるかもしれませんが、意識して繰り返せば、必ず『慣れ』ます。

 

『慣れる』という言葉と、『上達する』という言葉は、本質的にはほぼ同じ意味です。

 

 

一般的なコミュニケーション能力の理解とは?

一般的なコミュニケーション能力の理解とは?

以前、メルマガ読者の方に、『コミュニケーション能力』と聞いて、どういうことをイメージしますか?というアンケートをとりました。

 

こういうアンケートをとるだけでも、十人十色というか、同じ『コミュニケーション』という言葉に対しても、その向こうに、一人ひとりが別々のイメージを見ているんだ、ということがわかっておもしろいです。

 

 

・人間関係を円滑にするスキル。また自分の目標や願望を達成するために、他者を動かす能力。

 

・信頼関係を構築するスキル。セールスを上手くするスキル。

 

・雑談力、意思の疎通、思い遣り。

 

・聞き上手で、テンポよく話ができる。

 

・他人のことをよく見ていて、それに対して反応するのが早い。

 

 

一般的な、『コミュニケーション能力』という言葉のイメージは、こういう感じかな、と思います。

 

ゴールをどこにセットするのかで、コミュニケーションの質は変わります。

 

 

信頼関係を構築する『ための』スキルで、『結果的に』セールスが上手くなるスキル。

 

だといいんですが、単にセールスを上手くする『ための』スキル、と捉えると、誤解してしまう人も多そうですね。

 

 

ただ、これは、『セールス』という言葉の定義にもよると思います。

 

 

『セールス』を『売り込み』みたいに悪いイメージで捉えてるとよくないけど、『セールス』を、

 

『価値交換して感謝される』

 

みたいに捉えているなら問題はないですね。

 

 

・”不特定多数の人とある程度の親密度を築ける能力”

 いっぱい友達がいる人が「コミュ力高いね」と言われてる印象。

 

 

これは、少し狭い視界にも感じます。

 

僕の中の定義では、

 

『いっぱい友達がいる人』

(広く浅い付き合いが上手い人)

 

は特別、コミュ力が高い、というようには見ません。

 

 

コミュニケーション能力は、『人生の質』に直結する能力で、『いっぱい友達がいる』ことは『人生の質』には、直接的にはつながらない、と思ってます。

 

 

・シンプルに心地よくお互いの送受信が完了すること。

 

こういう風にシステマチックに捉えることは、とても重要です。

 

 

なぜなら、人の意識や心は、コンピューターのプログラムみたいに、与えられた刺激(インプット)に対し、性格や個性といったその人固有のアルゴリズムや、置かれた状況によって与えられた『前提条件』に応じて、

 

ある程度決まった反応(アウトプット)を自動的に出力するもの、という側面があるからです。

 

 

参考記事:

マインドセットの意味を正しく理解すれば、行動と結果を確実に変えられる

 

 

・聴き上手で、余計な装飾なく自分のことを語れる。

 

・「理解してから理解される」

 

 

コミュニケーションは、情報の送受信ですが、自分視点で見たときにまず『聴く』こと、『相手を理解する』こと、そこに優先度を置くことが、コミュニケーション能力を高めることにとっての第一歩になります。

 

 

言葉というものは、あくまで『ツール』です。

 

『コミュニケーション能力』という言葉をとってみても、これだけ多種多様な意見が出てきてます。

 

 

あなたが会話内で何の気なしに『コミュニケーション』という言葉を使ったとき、相手が同じものをイメージしているとは限らないのです。

 

こういう部分にまで目を向けていくと、コミュニケーションというものの概念が『深み』を増していきます。

 

 

そして、このレベルの視点に立てば、なぜ今まで自分が、コミュニケーションで失敗してきたのか?ということの原因の多くが理解できます。

 

 

言葉というものを過信して、『ミスリード』する、ということです。

 

 

コミュ力の次元が上がると何が起こる?

コミュニケーション能力の次元が上がると何が起こる?

『コミュニケーション』というものを、どういう概念だと捉えるのか?

 

そのレベルによって、その人のコミュニケーション能力のレベルも全然変わってきます。

 

 

僕自身も、自分の人生の中で、『コミュニケーション』という概念を捉える『抽象レベル』が変わってきました。

 

それこそ、次元をジャンプするように、です。

 

 

もともと、幼少の頃は、人見知りで(今も人見知りです)、他人とのコミュニケーションが苦手でした。

 

 

小学校の頃までは、人前に立って、スピーチをする機会があると、アタマが真っ白になって、何をしゃべればいいかわからなくなり、感情が暴走してパニックになり、緊張に耐えきれずに泣き出してしまう、そんな人間でした。

 

それがトラウマになり、大学生くらいまで、人前に立って話すことが苦手で、また、友人関係を築くことも苦手で、友達と呼べる人間が、1人か2人しかいない、とても孤独な人間でした。

 

 

社会人になってから、人と接する必要がある職(個別指導学習塾の教室責任者)に就いたので、辛い経験を何度もしながら(苦手なことに向き合う必要があったから)、それでも、

 

『コミュニケーションが苦手な自分を変えたい』

 

という必死の思いで、自分なりに実践経験を積み、少し改善しました。

 

 

また、社内でコミュニケーションについて、人に研修するような立場にもなったので、自己啓発本や、ビジネス雑誌の記事を読み漁り、スキルアップを追い求めました。

 

 

この時期には、『コミュニケーション能力』とは、自分の境遇を変えるために役立つスキルだ、という認識が生まれていたので、コミュニケーション能力を高めることで、自分の人生が良くなる、ということを素直に信じることができ、

 

努力すればするほど、自分自身の成長や、受け取る境遇の変化(他人からの評価、仕事の成果など)がちゃんと受け取れるので、楽しみながら無邪気にスキルアップに没頭できたのがこの頃です。

 

 

一般的なレベルで言われる、『コミュニケーション能力の向上』のためのテクニック(聞くスキルや伝えるスキルなど)も一通り勉強して身につけました。

 

 

これが2000年~2008年くらいのことでした。

 

 

引き寄せの法則・思考の現実化との出会い

引き寄せの法則・思考の現実化との出会い

その後、2009年に、

 

『引き寄せの法則』

 

というものと出会い、そこでまた、自分の中での、

 

 

『コミュニケーション能力』

 

の概念がアップデートされました。

 

 

コミュニケーション能力を高めれば、『引き寄せの法則』を活用して、

 

『魔法のような結果』

 

を引き寄せることにも役立つぞ、という認識が生まれたのも、この頃です。

 

 

参考記事:

引き寄せの法則とは嘘なのか?経験者が語る、引き寄せの法則の真実とは?

 

 

社会人スキルとして

 

『コミュニケーション能力』

 

を捉えていた頃よりも、この能力を鍛えることで、実現できること、達成できることが、とても大きくなりました。

 

 

一般的な理解では、

 

『それはコミュニケーション能力という

 概念の範囲を超えている』

 

ということまで、僕の中では、

 

 

『コミュニケーション能力を磨けば

 実現・達成できること』

 

の中に入った、ということです。

 

 

ここで一つの、【別次元】へのジャンプ、パラダイムシフトが起こっています。

 

 

この段階になると、自分のコミュニケーションの取り方で、自分が身を置く環境や、状況に大きな影響力を駆使できます。

 

 

具体的には、職場からイヤな人間がいなくなり、『素晴らしい』と思える人だけが自分の周りに集まり始めました。

 

ストレスを感じるような状況に身を置くことが減りました。

 

これが社会人、会社員として働いていた最後らへんくらいのことですが、その後、さらにアップデートが進みました。

 

 

【カルマの燃焼】と本質的な理解

【カルマの燃焼】と本質的な理解

2011年3月に、【カルマの燃焼】と呼ぶ、人生のどん底のような経験をして、いわゆる『悟りの境地』のような体験がありました。

 

 

参考記事:

引き寄せの法則に振り回されて闇堕ちしたリアルな実話【失敗すると危険?!】

 

 

言葉の響きが、怪しくも聞こえるので抵抗のある方もいるかもしれませんが、人生の中で、自分がまいた種によって、『望まないこと』『起こってほしくないこと』、『恐ろしくて目を背けてきたこと』が連鎖的に起こり、

 

自分ではどうすることもできず、サレンダー:降伏という精神状態になった、という経験です。

 

 

『カルマ』という言葉を使うと、スピリチュアルな表現になりますが、実際は、すべて他者や物事との関わりの中で、自分の『コミュニケーション』が至らなかったせいで起こった問題、なので、この記事の内容に直接的に関連性のあることだと言えます。

 

 

何にせよ、サレンダー:降伏を経て、『悟りの境地』へと至ったことで『引き寄せの法則』の真理とか、『宇宙の法則』的な真理とか、『思考の現実化』のメカニズムとか、『人の自我意識の正体』とか、いろいろなことへの理解が進み、

 

それに応じて、僕の中での『コミュニケーション』という言葉の概念が大きく、根本から書き換わりました。

 

 

以後は、

 

【場のエネルギーデザイン】

としてのコミュニケーション、

 

【縁起(関係性)のデザイン】

としてのコミュニケーション、

 

という視点で、僕は『コミュニケーション能力』というものを捉えています。

 

 

『影響力』というものを駆使して、自分自身や、自分の生きる宇宙に、直接的に『望む変化』を起こすための能力、です。

 

 

僕の場合、こうやって段階を踏みながら、『抽象度の階段』を上がってきたワケですが、『抽象度』というのは、単に『抽象レベルの高さ』を示す言葉ではありません。

 

抽象レベルの高いところから、低いところまでを、自在に行き来することができて、初めて『抽象度が高い』と言います。

 

 

たとえば、上に書いているように、

 

『コミュニケーションとは関係性のデザインだ!

 宇宙を書き換えるのがコミュニケーションだ!』

 

というような、一見、抽象レベルの高いことを考えつつ、でも足元のコミュニケーションスキルが低く、身近な人との関係を築くのが苦手(抽象レベルの低い、具体的な部分での実務能力:スキルが不足している)だったりすると意味がありません。

 

 

思考の抽象レベルを上げつつ(高い視点に立って物事を俯瞰できる)、

 

実務能力としてのスキルアップ(ちゃんと相手の話が聞ける、とか、相手の感情に寄り添うことができる、とか)

 

 

この両輪があって、初めて大きな『影響力』を発揮できます。

 

 

ステージによってコミュニケーションの意味が変わる

ステージによってコミュニケーションの意味が変わる

僕は、自分の講座などで、『ステージ』という言葉をよく使います。

 

 

ある人を見たときに、その人がどのくらいの、『レベル』にいるのか?それをはかるのに便利な言葉です。

 

 

ただ、ドラクエとかのゲームの『レベル』のように、シンプルに数値化することはできないし、そんなに単純な話でもないので、言葉の扱いには注意する必要があります。

 

(人間のレベルを数値化して単純化して語ろうとすると『差別』の発想が生まれます)

 

 

スピリチュアルや宗教では、人間の人生というものは、魂の成長・修行の過程だ、みたいに言われますが、これを、『学び』とか『経験』とか、人間修行、人格が磨かれるプロセス、みたいに捉えると、オカルトではなく、一般の人にも納得できる表現になります。

 

 

『ステージ』というのは、そういった人間修行において、どういう段階まで進んでいるのか、ということの目安になる概念です。

 

 

人生経験豊かで、知識や経験の質と量が豊富な人ほど、ステージは高くなります。

 

 

そして、ステージが高くなればなるほど、『コミュニケーション』という概念の意味や、目的が大きく変わっていきます。

 

 

意識のステージと現実的なステージ

意識のステージと現実的なステージ

僕が『ステージ』という言葉を使うとき【意識のステージ】【現実的なステージ】と、2つの側面の意味合いを持たせています。

 

 

【意識のステージ】は、その人の精神性や人格、セルフイメージや気位の高さ、それまでに学んできた知識の量、といった意味合いで使います。

 

 

【意識のステージ】が高いと、志やビジョン、コーチング理論における『ゴール設定』が大きなものになります。

 

ゴール設定が大きい、とは、

 

『たくさんの人たちのゴール(煩悩)を

 包括し、影響を与える範囲が広い』

 

というイメージです。

 

 

『世界平和』とか『戦争をなくす』ってゴールは、『今いる会社の社長になる』ってゴールよりも、より『高み』にあって、影響力を与える範囲が広いです。

 

 

【意識のステージ】が高くなるためには、いろんなことを学び、経験する中で、人間的に成長し、『大きなゴール』に対してちゃんと『臨場感』を持てるような人間になっていく必要があります。

 

 

足元のことで言えば、

 

夫婦間のコミュニケーションとかで、自分のことばかりに矢印が向くのは意識のステージが低い状態で、相手の気持ちになって、相手の立場を理解して、

 

(他人の立場に臨場感を持てるのは、意識のステージが上がっている証拠です)

 

 

その上で、自分と相手を一つの【ユニット:運命共同体】と捉え、その俯瞰視点から見た上で、相手とコミュニケーションをとる、というのが意識のステージが上がった状態です。

 

 

『自分ごと』として考えられる物事の範囲が広くなるのが、【意識のステージ】の高さ、です。

 

会社などで役職に就いたり、部下ができたりすると【意識のステージ】も上がります。

 

 

その【意識のステージ】に対しての、【現実的なステージ】ですが、これはその人が現実的に、他人や社会に、どのくらいの影響力を駆使することができるのか?という『影響力のステージ』を意味します。

 

 

コミュニケーション能力と影響力

コミュニケーション能力と影響力

自分としては『夫婦の幸せ』を考えていて、【意識のステージ】が高くとも、普段の行いから、奥さん(旦那さん)からの信頼がなくて、相手への影響力が低いのは、本当の意味での『ステージが高い』になりません。

 

【意識のステージ】【影響力のステージ】は、両輪があって、初めて意味を成します。

 

 

企業の社長をやっていて、多くの社員や顧客に影響力があり、企業体としても、社会の中で大きな影響力を持っていても(これは【影響力のステージ】が高い)、その人の【意識のステージ】が低く、自分の保身ばかりを考えているのなら、その人のことを『ステージが高い』とは表現しません。

 

 

お金持ちだけど、人間性に問題がある、というのもよくあるパターンですね。

 

反対に、気位ばかり高くて、立派なことを言っていても、社会的な影響力を持たない人は『ステージが高い』とは表現しません。

 

 

この『影響力のステージ』というのがポイントで、コミュニケーション能力とは『影響力のステージ』を高めるためのスキル、というように僕は定義しています。

 

この関係は、反対向きにも見れて、『影響力が大きい』ことを『コミュニケーション能力が高い』と表現する、とも言えます。

 

 

上の方で、いっぱい友達がいる人のことを世間一般では『コミュ力が高い』と言われているけど、僕は一概にそうも言えない、と思っている、と語りましたが、

 

『いっぱい友達がいる』という浅い表現では『影響力の大きさ』は測ることができないのがわかってもらえると思います。

 

 

どの程度の『友達』なのか?

 

その人が自分の夢を語ったとき、どのくらいの人が応援して、その夢の実現を、現実的に後押ししてくれるのか?

 

 

そこの部分を見て初めて、コミュニケーション能力が高いのかどうかを判断できます。

 

 

影響力のステージを高める

影響力のステージを高める

『影響力のステージ』が上がると、『できること』の範囲が広がります。

 

この辺は仏教思想の【縁起】にも通じてきます。

 

 

こちらの記事もご参照ください。

 

 

参考記事:

魂とは肉体だけに宿るものにあらず。『引き寄せ力』を高める秘訣は魂の意味を再定義することだった

 

 

この世のすべて、まで広げなくとも、人間社会を見ればすべて、人と人とを介した『ネットワーク』によって成り立っています。

 

このネットワークを活かして、人間社会に対して、どのレベルで影響力を駆使できるのか?というのが『影響力のステージ』です。

 

 

肩書きや役職など、社会的なステータスも関係します。

 

お金や人脈、ビジネスの仕組みなど、使えるリソースをどのくらい持っているのか?ということも、『影響力のステージ』を構成する重要なパラメーターです。

 

 

『影響力のステージ』を高めると、自分の意思を反映して、動かせること、変えられること、できることの範囲が広がるので、だから、望みがどんどん実現するし、生きたい人生を生きられるようになります。

 

 

社会的なステータスの高い人ほど、『引き寄せの法則』を使いこなしたり、『思考の現実化』を実感できます。

 

 

コミュニケーションの抽象度を変える

コミュニケーションの抽象度を変える

一般の人たちが考える、『コミュニケーション能力』とは、社会的な動物として、自分以外の他の個体と、情報をやり取りする、という意味でのコミュニケーションです。

 

他者と情報をやり取りするときに、コミュニケーションのスキルアップをして、『工夫』していくと、直接的に関わる人たちとの『関係を変える』ことができます。

 

 

いつもしかめっ面で、とっつきにくい人に対して、毎日笑顔で挨拶する、みたいなことを繰り返すと、その人と仲良くなれるかもしれません。

 

 

そうやって、コミュニケーションの、情報のキャッチボールのやり方を変えると、相手との関係が変わる。

 

これがシンプルな意味での『コミュニケーション能力』です。

 

 

僕は、『関係を変える』よりも『関係性をデザインする』という表現の方をよく使います。

 

 

こちらの方がより抽象度の高い表現になっています。

 

『関係を変える』というのは、『部分』だけを見ています。相手と自分との関係だけに着目してる感じで、視点は『自分側』にあります。

 

『関係性をデザインする』だと、相手と自分との『関係性』を俯瞰した視点で見た上で、その視点のまま『デザイン』します。

 

 

全体の視点(俯瞰:マクロ)と、部分の視点(目の前のこと:ミクロ)と、必要に応じて視点を切り替え、行き来できることが重要です。

 

 

身近な人たち、家族やパートナーとの関係、会社の同僚や上司、後輩たちとの人間関係、取引先や顧客、ビジネスとしての関係、これらはすべて『他者とのコミュニケーション』を通じてデザインするものです。

 

 

マクロの俯瞰視点と、ミクロの視点、必要に応じて、相手の立場になって考える視点、それぞれを行き来していくと、『最善のポイント』が観えて、関係性を自分の望む方向にデザインしやすくなります。

 

 

これが一般的な意味合いでのコミュニケーション能力、スキルやテクニックを磨くことで得られる効果だと言えます。

 

 

参考記事:

コミュニケーション能力は影響力を駆使し、世界を変える力 『理解してから理解される』の真の威力

 

 

内なるコミュニケーション

内なるコミュニケーション

もう一つ、重要なポイントがあります。

 

 

それは、自分自身との『内なるコミュニケーション』です。

 

多くの人は、自分の中に、『人格の異なるたくさんの自分』がいることに気づいてなかったり、気に留めなかったりします。

 

 

冷静でリラックスしてるときの自分と、約束に遅れそうで、テンパっているときの自分は、ほぼ別人レベルで人格が違います。

 

 

親の前の自分、

家族や親戚の前の自分、

上司の前の自分、

友達の前の自分、

 

一人で街を歩いているときの自分、

 

 

すべて別の仮面:ペルソナをかぶった別人格の自分です。

 

 

そうしたたくさんの自分を、統合された(と錯覚している)自我意識が、一人の人間としてコントロールしています。

 

潜在意識と顕在意識の関係、と考えてもOKです。

 

 

顕在意識は『自分を変えたい』と思っていても、潜在意識は『変わるのが怖い』と思って抵抗する、みたいなのが、よくある構図です。

 

 

『コミュニケーション』というものを考えるとき、ほとんどの人は『他者とのコミュニケーション』ばかりに意識が向いて、『自分自身との内なるコミュニケーション』のことはあまり考えません。

 

意識や自由意志というものに対し、『過信』があるからだと思います。

 

 

実際のところ、自分自身とのコミュニケーションが良好で、自分という器をうまく乗りこなせている人は、驚くほど少なかったりします。

 

 

脳内の思考も、内なる自分とのコミュニケーションだし、アファメーション(自己宣言)もコミュニケーション、インナーチャイルドとの対話、というのもコミュニケーションです。

 

 

この辺りの領域も含めて、『コミュニケーション能力』の問題だと認識すれば、コミュニケーション能力を高めることが、

 

自分自身をコントロールすること、セルフマネジメントの善し悪し、自分のパフォーマンスを上げること、自分の潜在能力の発揮、といったことにも直接的に関わってきます。

 

 

スキルは、自分自身に対しても応用できる

コミュニケーションスキルは、自分自身にも応用できる

ある程度、コミュニケーション能力を磨いてきて、他者とのコミュニケーションのスキルやテクニックを身につけている人が、ここに気づくと、それだけでも、次元が一つ上がります。

 

他者とのコミュニケーションで使えるスキルやテクニックは、自分自身とのコミュニケーションにも、そのまま応用できます。

 

 

僕の場合、教育現場で、子どもを相手にコミュニケーションスキルを磨いてきたことが、自分自身(インナーチャイルド)とのコミュニケーションに、そのまま応用できています。

 

精神的にまだ未熟な子どもの『やる気』を引き出して、勉強に向かわせるために、どういうアプローチが有効なのか?ということを実地で磨いたので、

 

『ダメな自分』

『だらしない自分』

 

をその気にさせて、ビジネスなどで結果を出させる、ということに応用できたワケですね。

 

 

自分自身との内なるコミュニケーションがうまくいっていないと、ストレスを溜め込んだり、自分で自分の好きなことややりたいことを否定したり、エフィカシー(自己効力感)がどんどん下がって、パフォーマンスも下がります。

 

本来、能力がないワケじゃないのに、自分の能力が発揮できない状態になってしまう、ということです。

 

 

多くの人は、才能や能力で結果に差がつく、と考えます。

 

でも、本当は能力に大きな差はありません。

 

 

人間という動物としてのハードウェアの性能は一緒です。

 

どの人の脳みそも、同じ脳細胞でできています。

 

脳みそはみんな持っているし、臓器の機能も、人によって、何倍もの差がついたりはしません。

 

 

ソフトウェアである、『心』も同じです。

 

思考のプログラムもみんな同じです。

 

外界からの刺激に対して、何らかの思考が生まれるまで、他人よりも何倍も時間がかかる、という人もいません。

 

 

ハード的にもソフト的にも、性能はほぼ一緒で、その性能をうまく使いこなせているか、ポテンシャルを活かせているか、それによって人生で、受け取れるものが変わります。

 

 

自分という器の性能を、最大限に発揮させるために、

 

『自分自身とのコミュニケーション』

 

を鍛えていく必要があります。

 

 

『内なるコミュニケーション』は、幸福度にも直結するスキルです。

 

そして『他者とのコミュニケーション』は、現実を望む方向に舵取りするスキルです。

 

 

この両輪がかみ合うことで、コミュニケーション能力は、状況や関係性をマネジメントし、人生を変えるスキル、自分の生きる世界を変えるスキルへと昇華します。

 

 

この記事のまとめ

この記事のまとめ

長くなり、内容的にも普段、一般的には使われない言葉や考え方が出てきて、人によっては難解に感じる方もいるかも知れません。

 

最後に、この記事で解説してきたことの要点をまとめます。

 

 

・コミュニケーションという言葉自体の再定義をすることが重要

 

・高い視点を持った人(=生きるステージの高い人)の視界をインストールできるとパラダイムシフトが起こる

 

・人間は一人ひとり別々の宇宙(並行宇宙:パラレルワールド)に生きているので、他人は『宇宙人』のようなものだ、という認識が重要

 

・一般的な意味合いでのコミュニケーション能力は視野の低いレベルのもの

 

・ただ、視野の低いレベルでのテクニックが役に立たないワケではない

 

・自分の生きるステージが上がるとコミュニケーションの意味や目的が変わる

 

・意識のステージと影響力のステージをバランスよく高める

 

・コミュニケーション能力とは影響力のステージを高めるための能力である

 

・他者とのコミュニケーションよりも内なるコミュニケーションが重要

 

・通常のコミュニケーションスキルは自分自身に対しても通用する

 

 

この記事を読んだ方に意識してほしいのは、『コミュニケーション能力』を他人を支配したり、コントロールしたりするための能力と捉えるのではなく(それをやっても、結局自分は幸せにはなれない)、

 

自分自身を理解するための能力、自分の潜在能力を発揮させるための能力、影響力を高めて、自分を中心とした調和のある世界を構築するための能力だと捉えて、

 

そういう視点で、自分の能力を高め、自分の人生を自由にデザインする、という喜びに目覚める、ということです。

 

 

参考記事:

ニセモノの自由人にご注意!本当の自由人は『人間らしさとしての5つの自由』を満たした人

 

 

この記事の内容を理解すれば、他のコミュニケーションスキルが要らなくなる、というものではなく、この記事で語っていることを理解することによって、これまでに学んできたコミュニケーションスキルが、より活かせるようになるはずです。

 

ぜひ、新しい視界を楽しんでみてください。

 

 

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