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マインドセットの意味を正しく理解すれば、行動と結果を確実に変えられる
マインドセットとは『考え方』とか『思考回路の癖』といった意味合いの言葉で、主にビジネスや自己啓発的な勉強をしているときによく目にします。
成功者のマインドセットをインストールすれば、自分も成功できる、といった文脈で使われることが多いですが、実際にマインドセットのことを学んで、自分のマインドセットを変えよう、となったとき、意外と苦労している方も多いのではないでしょうか?
『習慣化(セット)された思考(マインド)のパターン』なので、これを変えるためには、自分の心の中の一番根っこを変える必要があります。
それがいかに難しいことなのかは、『習慣を変えること』に取り組んでみたことのある方にはわかるかと思います。
この記事では、そもそもの『マインドセットとは何なのか?』というところに立ち返り、そこから『自分の心』についての理解を深めた上で、『マインドセットを変える』のに有効な5つの方法を解説します。
この記事にたどり着いたあなたが、自己理解を深め(己を知り)、そこから望む未来、望む結果を手にするために必要な『効率的な自己変革法』を身につけるのに役立つことができればうれしいです。
また、関連の記事も紹介しておきます。
併せて読めば、相当に理解が深まるはずです。
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できるだけシンプルな説明を心がけますが、理解すべき範囲が広いので記事も長くなってしまいます。
一度流して読んでみて、スムーズに頭に入らないようなら、このページをお気に入りやブックマークに登録し、リピートして読み返したり、必要に応じて『まとめノート』なども用意して、情報を活用していただけたらと思います。
この記事の目次
マインドセットとは何か?
『マインドセット』は、ネットビジネス系とか、自己啓発系のことを語る人によく使われる言葉ですが、発信をする人によって理解が様々で、誤解している人も多いように感じます。
著名なコンサルタント、大前研一氏の言葉に、
人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
大前研一(著)『時間とムダの科学』プレジデント社(2005)
というのがあります。
この言葉は、ものすごく深いのですが、とりあえず今重要なのは最後のくだりです。
多くの人は『マインドセットを変える』ということの意味を、『決意を新たにする』程度に誤解しています。
なので、実際に『思考習慣や行動習慣が変わる』レベルでマインドセットを変えられる人は少なく、何かを学んでも結果が出るところまで行動の精度を高められない人が多いです。
世の中に、ノウハウコレクターと呼ばれる人が多くなる原因でもあります。
マインドセットとは本来、『習慣化(潜在意識にセット)された思考(マインド)のパターン』という意味の言葉です。
この言葉の意味を本当に理解しようと思ったら、人の心というものの成り立ちを理解する必要があります。
多くの人は、頭の中に浮かぶ『思考』というものについて、『自分の自由になる(自由意志がある)』ということを当たり前の前提のように考えていますが、本当にそうでしょうか??
自分の『思考』が思い通り(自分の意志の通り)になるのなら、人生、もっと楽に歩めるのではないでしょうか?
何か新しい知識や考え方に出会って、それが『役に立つもの』だとか、『自分の未来をよくするもの』だと頭で理解しても、『考え方の習慣』や『行動の習慣』をなかなか変えられない、ということで人は苦労するのではないでしょうか?
まず、『自分の思考(マインド)は自分の思い通り(自由)にはならない』という前提を持つだけで、心が楽になります。
『意志の力でなんとかなる』という思い込みが、『なんともならない』という現実に直面したときに、悩みや苦しみを生むのです。
人間の頭に浮かぶ思考は、自分の自由になるように思えて、実際のところは、自分の脳の中に貯えられた過去の記憶の情報に縛られています。
喉が渇いて、喉を潤したいときに『コーラを飲もう』という思考が生まれたとき、あなたは『自分の自由意志でコーラを飲むという思考を生み出した』と考えますが、実際のところは、
『喉が渇いた』という生理的な刺激による欲求を満たすため、あなたの脳内にある情報を集めて、自動反応的に『コーラを飲む』という思考がアウトプットされています。
このように、人間の心、思考というものの大部分は、コンピューターが自動演算処理をするような仕組みで『自動反応』的にアウトプットされるようになっています。
人間の思考のプログラムは、複雑な演算プログラムになっていますが、その土台の方にセットされているのが『マインドセット』です。
『価値観』(何が重要だと考えるか?)
『世界観』(世界がどんな場所だと考えるか?)
『信念体系』(何を強く信念として信じるか?)
といった言葉で表現することもできます。
これらは人の心の奥底にセットされたもので、あなたが子どもから大人になる過程で経験したことによって『学習』(言葉を変えると洗脳)する、あなたの心(マインド:思考)のOS(Operation System)となるアルゴリズムです。
コーチング用語を使うと、『ブリーフシステム』という言葉にもなります。
心の奥底にあって、あなたの普段の『思考の源泉』となるプログラムだからこそ、マインドセットを変える、書き換えることが難しい、と感じるわけです。
マインドセットを変える、とは?
マインドセットは『思考の源泉』となるプログラムなので、ここが変わると、その人は別人のような思考パターン、行動パターンを持つようになります。
ビジネスや自己啓発の発信では、『成功者のマインドセットをインストールする』といった意味合いで使われることが多いですね。
成功者の思考や行動のパターンを決めている『心のOS』をインストールすれば、確かに、自分も成功者のように物事を考え、成功者のように行動することになります。
なので、何かの分野で結果を出したいときにはとても有効な手法だという想像はつきます。
ただ、言葉では『マインドセットを変える』と簡単に言うことができますが、実際問題として、自分の心の奥底にあるものを、そう簡単に書き換えることなどできるんでしょうか??
多くの人にとっては、なかなかに難しく感じられることなのではないでしょうか??
マインドセットと潜在意識
『マインドセット』と同じような意味合いで使われる言葉に『潜在意識』があります。
マインドセットに興味・関心がある人は、自分のマインドセットを変革し、成功(現実として何らかの結果)を手にしたい、と考える人だと思います。
『潜在意識』という言葉も、同じように『現実を変えたい』と考える人や、『自分を変えたい』と考える人が興味・関心を持つ言葉だと思います。
ちなみに、僕の場合、最初に『引き寄せの法則』というものに出会って、そういった法則を使って現実を変えることに興味が出て、そこから派生して『潜在意識』に興味が出て、いろいろと情報を集めて学び、
その後、自分の現実を変えるための手段としてビジネスの勉強と活動を始めたときに、『マインドセット』という言葉に出会った、というプロセスをたどりました。
このブログでは、『引き寄せの法則』や『潜在意識』という切り口で、似たような範囲のことを解説もしているので、これらの記事も参考にしてみてください。
参考記事:
【保存版】引き寄せの法則の効果的なやり方【検索ジプシーはもう卒業】超実践的な3ステップ
参考記事:
引き寄せの法則の日本人が陥りやすい注意点とコツ【これさえ読めば解決】
参考記事:
潜在意識を書き換えるセルフコーチング術【思考は本当に現実化するのか?】
マインドセットを変えようとして失敗するパターン
あなたの頭の中に浮かぶ思考(マインド)は、あなたの脳内の【記憶】や【知識】(内部的アルゴリズムや情報)や、あなたが現実に置かれている【状況】や【環境】(外部からの刺激)から影響を受けます。
たとえば、ビジネスで成功したい、月収100万円を超えたい、年収1億円になりたい、という願望があったとき、あなたがインストールすべきなのは、実際にビジネスで成功している人、月収100万円以上稼いでいる人、年収1億円以上稼いでいる人のマインドセットです。
パソコンのソフトやスマホやタブレットPCのアプリのように、ショップで購入してインストールすればOK、というのなら話は早いのですが、残念ながら人間の心というのは、そういう風に便利にはできていません。
だから、あなたが目標とする結果を手にしている人、成功者と呼ばれる人たちのマインドセットがどういうものなのか?という知識を求め、そのマインドセットを自分の中に入れようと、いろいろやってみることになります。
自己啓発書や、ネットを検索している情報でよく言われていたり、多くの人が試してみるのが、
・アファメーション(自己宣言)を呟く
・成功者の書いた本を読む
・成功者のセミナーに参加してみる
といった手法です。
ですが、これらのことを試してみても、実際に自分のマインドセット(潜在意識)を変えて、行動が変わり、結果につながる人は割合的にとても少なくなります。
ただ、同時に、上記のことをやってみて、実際にマインドセットが変わる人、というのも存在します。
何が明暗を分けるのでしょう?
掘り下げて考えていってみましょう。
マインドセットを変える=自己洗脳
『マインドセットを変える』
『潜在意識を変える』
これらのことをやれば上手くいく、ということを知識として知っていても、実際に変えられる人は少ないです。
どこまでやれば、
『マインドセットが変わった』
『潜在意識が変わった』
と言えるのかを、明確に定義できている人が少ないからです。
結論から言うと、『習慣』レベルの思考や行動、つまり、意識しなくてもやってしまうこと、考えてしまうこと、無意識レベルの思考や行動が変わって初めて、
『マインドセットが変わった』
『潜在意識が変わった』
と言えるのです。
無意識レベルの思考や行動はどうやったら変わるのでしょうか??
これは『自己洗脳』ということが必要になってきます。
自分の中に何か新しい考え方を取り入れたいときに、『自己暗示』というレベルのことをする人は多いですが、『マインドセット』の言葉の定義通りのレベル、潜在意識のレベルで情報を書き換えるためには、『洗脳』レベルのことが必要になります。
『自己暗示』というのは、催眠の一種ですが、『洗脳』は『解けない催眠』といった意味合いで理解してもらえばOKです。
『洗脳』というと言葉の響き的に怪しかったり、危なそうな印象も受けますが、実際のところ、教育や学習のメカニズムと『洗脳』の間には明確な区別がありません。
何かしらの外部からの働きかけがあって、『教化』されて、その人の『価値観』や『世界観』、『信念体系』レベルの深い部分に変化が起こったのなら、それは『洗脳』と呼ぶことができます。
『価値観』や『世界観』『信念体系』といった深い部分に変化が起こるので、『解けない催眠』なのです。
洗脳といっても構える必要はない
『洗脳』という言葉には危険な響きもありますが、特に構える必要はありません。
『自己洗脳』というのは、自分の『潜在意識』を自分に都合よく騙す方法、といったニュアンスになります。
アファメーションを呟いてみたり、本を読んだりセミナーに出るだけで、『自己洗脳』レベルで心が書き換わってしまう人もいます。
でも同じことをやっても、表面的な知識が増えるだけで、心の奥底にまで変化が届かない人もいます。
つまり、どういう情報をインプットするのか、の差でマインドセットが書き換わるかどうかが決まるわけではないのです。
同じ情報を受け取っても、同じセミナーで学んでも、受け手次第で、その人の心にどこまで届くのか?は変わってきます。
ここを精神論や根性論ではなく、『再現性のある科学』として掘り下げていってみましょう。
重要なのは、『洗脳』や『学習』というもののメカニズムを理解することです。
成功者は思い込みが強い人が多い
成功者には『思い込み』が強い人が多いと言われます。
言葉を変えると『強い信念』を持っている、とも言い換えられます。
僕が実際に会ってきた成功者、社会的ステータスの高い人、大きな世界で活躍している人たち(上場会社の創業者、世界的なオペラ歌手、政財界の大物、ビジネスで大きな結果を出している人たち)は、間違いなく『思い込みが強い』という共通項を持っていました。
彼らは、『自分には価値がある』とか『自分は未来において必ず成功している』ということを強く信じ込む傾向があり、
『成功するのが当たり前』というセルフイメージを持っていて、そういう自己認識で行動しています。
なので、自分が大事だと思うことは他のことよりも優先するし、『これだ!』と思ったことは先送りにせず、すぐに行動に移すし、
自分の中で確信を持ったことに対してリスクをとることを恐れません。
参考記事:
ビジネスや起業において、結果を出すために変えるべき3つのマインドセット
催眠では、思い込みが強い人を『被暗示性が高い人』という言い方もします。
『思い込み』が強い人は、どんな情報をインプットして、思い込みを強化するのかで、プラスにもマイナスにもなります。
『被暗示性が高い人』は『催眠にかかりやすい人』で『洗脳を受けやすい人』でもあるので、何でもかんでも思い込んでしまう人は、詐欺や霊感商法に騙されやすかったり、人に利用されやすかったり、という弱点もあります。
もし、あなたが『思い込みの強い人』であるという自覚があるのなら、自分にとって都合のいい情報を選別して、それを強く思い込む、ということを心がけるだけで、比較的楽にマインドセットを変えることができます。
思い込みが強くない人はどうすればいい?
僕自身もそうなのですが、中には理性が邪魔をして、なかなか都合よく思い込むことができない人もいます。
理性、つまり、顕在意識の思考が働きすぎてしまう人、とも言えます。
僕もその傾向があるので、『左脳系スピリチュアル』なんてコンセプトで情報発信をしてたりします。
左脳系、顕在意識の思考が働きすぎてしまう人は、何か情報を受け取ったときに『本当にその情報には信憑性があるのか?』ということを考えてしまいます。
だからたとえば、セミナーに出て、講師の人が、
『こういう風なやり方でビジネスをすると、ものすごく稼げます』
と話しても、
『その通りにやったとしても、本当にこの人が言うような結果が出るのかな?』
と疑いを持ってしまいます。
これはこれで、理性的な判断ができている、ということなので、悪いことではないのですが、『マインドセットを変える』『潜在意識を変える』、『自己洗脳する』というときには、この理性が邪魔になってしまいます。
理性の抵抗を受けない効果的な自己洗脳法
では、どうすればいいのか?
ということですが、実は、そんなに難しいことではなかったりします。
思考や意志の力で、心(マインドや潜在意識)を直接変えようとするよりも、マインドに対して影響力の強いものを変えることで、結果的にマインドを変えてしまう、という方法です。
実は、これはものすご~く省エネでラクな方法なんです。
人間にはもともと、強力な環境適応能力があります。
【状況】や【環境】に合わせて、自分自身を自動的に変える能力があるんです。
『自動的』というのは、
『顕在意識を使わずに、潜在意識が勝手に進めてくれる』
という意味です。
人間の思考や行動、さらに言うと生命維持などの活動も、その大部分が『潜在意識』による自動運転です。
心臓を動かしたり、細胞分裂をしたり、脳内の細かな情報処理も、体温を一定に保ったり、呼吸を忘れずに行ったり、ほとんどすべてのことを、自動運転でこなしています。
寒いところから暑いところに、周りの環境が変われば自動的に、それに適応した反応が生まれます(恒常性:ホメオスタシスという働きです)。
【状況】や【環境】に合わせて、
『勝手に変わってくれる』
という特質を、僕らはもともと持っているんです。
アメリカ由来の自己啓発が合わない人もいる
アメリカ仕込みのマッチョな自己啓発だと、自分を変えるために、自分の心(マインドセット)を変えるために、ものすご~く正面突破なアプローチをとります。
だから、途中で疲れてリタイアしちゃう人が多いんです。
関連記事:
欧米由来の『成果主義型』の考え方・生き方では幸せになれない理由
僕が取るアプローチは違います。
自分が置かれる【状況】や【環境】を、つまり、自分の縁起(魂の情報)を変えることで、結果的に、自分自身も書き換わってしまう、という方法です。
いきなり『魂』という言葉が出てきて戸惑う人もいるかもしれませんが、スピリチュアル的な意味合いでの言葉ではありません。
こちらの記事も参照してみてください。
参考記事:
魂とは肉体だけに宿るものにあらず。『引き寄せ力』を高める秘訣は魂の意味を再定義することだった
僕の言う『魂』とは、仏教で言うところの『縁起』という意味になりますが、簡単に言うと、人は自分が関わっているものごと(その関係性の糸を『縁起』と言う)から影響を受ける存在だということです。
自分の置かれた【状況】や【環境】というのが、『関わっているものごと』です。
自分の心(マインドセットや潜在意識)を変えたいとき、視点を上げて、自分が関わっている【状況】や【環境】を変えることからアプローチする、というのが【サトリ式コーチング】の手法になります。
反対に言うと、自分の置かれた【状況】や【環境】が変わらず、ノイズとなるような情報の中に埋もれた状態であれば、どんなに意志の力を使っても、その情報に染まらないでいることは『 ほ ぼ 不 可 能 』と思って間違いないです。
ビジネスや自己啓発を学んで、マインドセットを変えようとする人が失敗するのは、会社員だったりフリーターだったり、今の自分(=過去から続いてきた自分)が置かれている【状況】や【環境】が変わらないのに、
心だけを変えようとする(決意を新たにしようとする)から、結局望むような変化が起こらない、ということが原因になります。
人生=自分+環境
立派な志を持った人間が、政治の世界に飛び込むと、その世界の流儀に染まってしまい、人間が変わったようになってしまうように、人間というのはどこまでいっても『環境とセット』で生きる社会的な動物です。
『人生=自分+環境』です。
以前やったこのセミナーの中でも話しています。
※ボリュームのあるセミナーなので、時間のあるときにでもご視聴ください。
The Changing!セミナー
~関わりをデザインすれば人生もデザインできる~
動画をYouTubeの方で見たい方は、
セミナー資料はこちらからダウンロードできます。
『自分』という存在の中には、自分が関わっているものごとや、自分が身を置いている環境や状況、そういったものが『混ざって』ます。
ここを理解してない人が多いです。
だから自分の意志の力を過信します。
意志の力は、100%、環境からの影響に負けます。
これを断言すると、目くじらを立てる人がいる気もしますが、僕らみたいな凡人は、『絶対負ける』という認識でいた方がイイです。
がんばれば勝てる、という期待が、報われない努力にエネルギーを浪費することにつながってしまい、生産的ではないからです。
生体の自己治癒機能がどんなに素晴らしいものであっても、放射能に汚染された環境にいたら、普通に死にます。
『悪いもの』が入らないようにする。それがポイントです。
『悪いもの』=自分の理性で選んだゴールから、エネルギーを奪うような情報、です。
サトリ式の自己変革、セルフコーチング、願望成就のメソッドの肝は、
『インプットを変える』
ということに集中すれば、あとは潜在意識とか、もともと自分に備わっている、とても優秀な機能が勝手に自分で学習して最適化してくれるので、余計な労力が必要なく、省エネで成功できる、というところにあります。
環境の力、状況や背景の力の影響に関しては、併せてこちらの記事もお読みください。
参考記事:
状況・背景(コンテキスト)に目を向けよう 人生は運命・カルマではなく、環境の影響で変わる
効果的に実践できる5つのマインドセット変革法
ここまでのことを踏まえて、僕が実際に会社員から独立して、ビジネスでそこそこの大きな結果(半年で会社員時代の月収の10倍)を出したときに実践したマインドセット変革法を紹介していきます。
僕は2012年の初めまで、普通にしがない会社員生活を送ってました。いや、普通以下、ですね。
年間休日が90日にも満たない環境で、年収も400万円に届かない、会社員生活から逃れるために勉強し、実践していたFXで失敗し、貯金なしで大きな借金を背負った、
そういう状況から、いきなり会社を辞めて独立しました。
それから1年後には、月収数百万円で、毎月使う額も数百万円、というくらいにまで変わりました。
そこに至るまでに意識して実践したのは、
・住む場所を変える
・時間の使い方を変える
・付き合う人を変える
・脳内の情報を変える
・経験(インプット)を変える
といったことです。
住む場所を変える
これは会社員を退職した後のことになりますが、まず、月のうち10日ほどは東京に滞在し、ホテル暮らしをしました。毎週のように新幹線で関西と関東を往復する生活です。そうなるように予定を入れたんです。
東京と大阪を移動する生活をするだけで、自分の中で『国内移動』に対する抵抗がどんどんなくなっていきました。
結果、会いたい人がいるのなら、新幹線代を払い、移動時間をかけてでも会いに行くのは当たり前、というマインドになりました。
自分の中での優先順位、重要度の順位が、『お金』<『質の高い出会い』と変わりました。
価値基準が変わるのは、マインドセットや潜在意識が変わっている証拠、とも言えます。
時間の使い方を変える
会社員時代の僕は、時間の使い方について無頓着でした。
ですが、独立を意識して『生き方を変える』と決めてからは、自分の未来につながることだけを選んで、そういうことだけやる生活に切り替えました。
無駄な付き合いに顔を出すこともせず、暇つぶしにビデオゲームをしたりするのをやめ、ブログを書くこと、自分の資産となるコンテンツを作ることに時間を使うようになりました。
また、会社員をしていた頃も、一日の中で気力や活力がある時間帯に、ブログの執筆やアイディアを出す、といったことをやり、自分の未来を変えることにつながらないことは、その他の時間で力を抜いてやるようになりました。
移動時間中(自転車移動や電車移動)には音楽を聴くのではなく、オーディオ教材を聴き、小さなノートを持ち歩いて、何かアイディアが浮かんだら、すぐにその場でそのアイディアをメモするようになりました。
そうやって、日々の生活の中で時間の使い方を変えることで、自分の未来に紐付いていない、余計な情報や経験が一切入ってこなくなりました。
自分の未来につながることだけを、未来に対して希望を持ちながらワクワクしてやっていたら、現実がその未来に向かって動いていくのは当たり前ですよね?
付き合う人を変える
会社を辞めた後は、会社員時代や過去の知人、家族との交流はできるだけ絶って、未来側の人、自分が憧れ、尊敬できる起業家仲間たちと過ごす時間を増やしました。
会社員時代の仲の良かった同僚や友達は、こちらから距離をとったわけではないのですが、あえてこちらからは誘う、ということもしませんでした。
両親に対しても、会社を辞めて独立したことは伝えず、退職後半年経って、月収が10倍になった時点で事後報告しました。
当時はまだ、コーチング理論などに詳しかったわけではないのですが、両親など近しい人がドリームキラーになる、ということを、感覚的に理解していたのかもしれません。
僕の場合、結婚したことも両親には事後報告でした(笑)
また、自分よりも稼いでいる人たちと過ごし、彼らが経験していることを一緒に経験する、ということも心がけました。
ビジネスを学ぶための勉強会コミュニティに参加し、そのコミュニティで先輩ビジネスプレイヤーたちとの関係をつくり、懇親会にも必ず参加して、一緒に飲み、遊び、語り合う、ということをしました。
『未来側の人』たちと過ごす時間を増やすだけで、その人たちの思考回路が自分の中にどんどんインストールされていきました。
直接何かを教わったわけではないのに、自由にお金を稼ぐ人たち、自分の仕事にプライドを持っている人たちのマインドセットが自分の中に染み込んできました。
彼らが入る、一流の店に一緒についていくことで、
『自分にはこういう一流のサービスを受け取る資格がある』
というセルフイメージが自然にできていきました。
ここまでの三つは、冒頭で紹介した大前研一氏の語っていることを忠実に実践してみただけ、とも言えます。
ここからは、僕自身が意識して工夫したこと、になります。
脳内の情報:知識(記憶)を変える
これは言葉を変えると、『インプットを変える』という言い方もできます。
会社員時代の上司や同僚たちと飲みに行ったり、一緒に過ごす時間をできるだけ減らし、少ない給料と余裕のない毎月の資金繰りを工夫して、積極的に学びに投資して、これまで学んでこなかったような知識を学びました。
具体的には、ブログをやっていたので、情報発信で自分の人生を変えるために、ネットビジネスの教材を購入し、手法や実際に稼いでいる人たちの思考法を学びました。
その学び方にも工夫があって、『オーディオ教材』を中心に学んだのがとても効果的でした。
本を読んだり、ネットで調べたり、PDFなどの文書で学ぶ教材は、視覚情報としてインプットされます。
視覚による文字情報は、自分で見よう、読もうという意志がないと頭に入ってきません。顕在意識を通って頭の中に入ってくるインプットになります。
それに対して、オーディオ教材は聴覚からのインプットです。
聴覚は、意識しなくても入ってくるので、より『潜在意識に届きやすい』=『洗脳の効果が高い』という特徴があります。
ビジネスの勉強のために、オーディオ教材を何度もリピートして聴きこむと、自然にアタマの中の自分の声(セルフトーク)が、その教材で話している『未来側の人』たちの考え方に書き換えられていきました。
僕がやってたのは、オーディオ教材をリピートしただけ。
自分の考えや感じ方を変えるために努力したことは一度もありません。
アファメーションも以前に試したことがありますが、オーディオ教材をリピートした方がはるかに効果的でした。
オーディオ教材を聴き込むことで、左脳系で顕在意識があれこれと考えてしまう僕も、自然に潜在意識に届けたい情報をスムーズに届けることができ、結果として効率的にマインドセットが変わりました。
自分自身がやってみて、とても効果のあるマインドセット変革法だと感じたので、僕も独立後、オーディオ中心の教材をいくつか制作して販売しています。
興味のある方は、学んでみてください。
セルフイメージを書き換え、行動する自分を創るオーディオセミナー
※マインドセット系のオーディオセミナー です。
【式神】NEO Contents Marketing Method
自動徳積み装置を置いて『生きてるだけで丸儲け』になる方法
※情報発信ビジネスを学べる通信講座です。
経験することを変える
ここまで書いたことは言い方を変えると、『自分が現実として受け取る経験』を変える、ということを意識的にやっていった、と表現できます。
参考記事:
認識や信念というフィルターが、世界(宇宙)を創っている 自分を変えれば世界が変わる
この記事にもあるように、人は五感を通じてインプットした情報をもとに、脳内で解釈して再構築した世界を『現実』として『認識』しています。
普段から、テレビを見たり、そんなに意識の高くない人たちがガヤガヤと会話している飲食店などで過ごす人にとっては、テレビから聞こえてくる話、周りから聞こえてくる話が『現実』です。
僕はそういったノイズ情報(自分の理想の未来に近づくのに1mmもプラスにならない情報)に埋もれたくなかったので、オーディオ教材を聴き込む時間を意識的に増やしました。
そうすると、教材内で話している、すでに数千万円とか数億円とか稼いで成功している人たちの語る情報が、自分にとっての『現実』にすり替わっていきます。
この『すり替わる』という感覚が重要で、これが理性、顕在意識に邪魔されずに、潜在意識やマインドセットを変える秘訣、とも言えます。
時間の使い方、住む場所、付き合う人を変える、というのもすべて、自分にとっての『現実』、現実として自分の元にやってくる『経験』を変える、ということにつながります。
経験することが変わると、自分の中にインプットされるものがすべて変わっていきます。
参考記事:
魂とは肉体だけに宿るものにあらず。『引き寄せ力』を高める秘訣は魂の意味を再定義することだった
この記事でも書いているように、人間は情報的(心)にも物質的(身体)にも、インプットされたものによってすり替わっていく存在です。
インプットの経路を変えると、自分そのものを変えていくことにつながります。
結果として、僕のマインドセットは、それまで以上に、
『自分の願望を実現するためにうまくはたらく』
ように書き換えられました。
自分で、
『こういう風になろう!』とか、
『こういう部分がダメだから、
ここを修正しよう!』
みたいに考えて努力することもなしに、理想の人たちに会いに行って、その人たちと一緒に過ごすことで、その人たちと同じようなマインドセットを身につけることができた、ということです。
これが僕の考える、超省エネで、カンタンな自分(マインドセットや潜在意識)の書き換え方、です。
努力なしに、自分を書き換える方法、とも言えますね。
ポイントは、
・住む場所を変える
・時間の使い方を変える
・付き合う人を変える
・脳内の情報を変える
・経験(インプット)を変える
です。
未来(ゴール)側の人と一緒に過ごす時間を増やす
これらは、【状況】や【環境】を変える、というのと同じ意味です。
さらにポイントを絞ると、
『未来側の人たちに会いに行って、
その人たちと一緒に過ごす時間を増やす』
ということに集約されます。
自分が望む理想の生き方を、すでに実現している人を見つけて、できるだけその人が生きている『宇宙』を臨場感たっぷりに経験してみる、ということです。
未来側の人がセミナーをやっていたら、なんとかして会いに行ってみる。
コンサルやコーチングをやっているなら受けてみる。
本を出版していたら読んでみる。
ブログやメルマガなどの情報を受け取る。
動画や音声教材があればそれをリピートする。
人間には、強力な環境適応能力がある、と言いましたが、『環境適応』というのは、言葉を変えると『シンクロ(調和)する』とも言えます。
人間は置かれた【状況】や【環境】に合わせて自分自身を調整して適応・シンクロしてしまうんです。
【状況】【環境】には人も含みます。
自分が置かれた【状況】や【環境】の中で、一緒に過ごしている人たちから影響を受けます。
人が人生を経験する自分の宇宙は、自分の脳内で創り出される『認識』によってできています。
脳が経験していることこそが『現実』です。
脳が臨場感たっぷりに経験することが、その人にとっての『現実』になります。
そして、人の適応能力、シンクロする能力は、臨場感の高い『宇宙』に合わせて発揮されます。
臨場感の高さ、というのは、『接触頻度』とも言えます。
毎日のように顔を合わせる両親と、年に数回しか会わない恩師、自分の宇宙の中で臨場感が高いのは『両親と過ごす宇宙』ですよね?
そういう人は、両親にシンクロして、マインドの反応も、両親と似通ったものになります。
そこで、その人が、自分の尊敬する恩師のような人間を目指したいと思って、恩師のもとに、住み込みで修行に行くとします。
そうすると、その人の宇宙の中で『恩師と過ごす宇宙』の臨場感が高まります。
結果的に、その人のマインドの反応は、恩師のそれに近づきます。
臨場感を高めるためには、可能であれば、実際に会いに行って、一緒に過ごす時間を増やす、というのが一番です。
それができないのであれば、その人の書いた文章や音声や動画、その人から発信された情報の中に、自分を埋もれさせる、という方法もあります。
『情報空間で一緒に過ごす』という方法です。
これはまさに『自己洗脳』みたいなものですが、なりたい自分のイメージに合わせて、自分自身を洗脳することは、決して悪いことではありません。
オリンピック選手など、一流のコーチに指導を受ける人たちは、常日頃から、自分が目指し、憧れる理想の自分像を強力にイメージし、そのイメージで自分を自己洗脳しています。
そうすることによって、自分の『意志の力』を超えて、自分のマインドを、より良くはたらかせることができるんです。
理想のモデル、理想の自己像のイメージをつくって、そのイメージを自分自身に憑依させる。
これが、『奇跡』に観えるような結果を出しながら、自分のゴール(願望)を次々に実現させながら生きている人の『マインド操縦術』なんです。
この記事のまとめ
マインドセットにまつわって、総括的にいろいろなことを解説してきました。
重要なポイントをかいつまんでまとめます。
・マインドセットとは『習慣化(潜在意識にセット)された思考(マインド)のパターン』である
・『決意を新たにする』という認識ではマインドセットは変わらない
・人間の思考は大部分が自動反応のプログラムである
・マインドセットや潜在意識レベルの深さで変化を起こすためには洗脳が必要
・思い込みの強い人は、それをコントロールできれば成功しやすい
・理性や顕在意識の抵抗を受けないと潜在意識に届きやすい
・意志の力は状況や環境の力には勝てない
・未来(ゴール)側にいる人と一緒に過ごせば望む方向に自分を変えられる
解説は長くなりましたが、では、実際にマインドセットを変えるために何をすればいいのか?という行動の指針は意外にシンプルです。
意志の力で変化しようとするのではなく、自分自身の『経験』や『現実』を変えること、インプットされる情報を変えることに集中する、できるだけ理性や顕在意識を働かせず、自分の中に自然に染み込ませる、ということです。
これまで意志の力を駆使して変化しよう、とがんばっていた方ほど、劇的な効果を実感できるかと思います。
ぜひ、試してみてください。
意識レベルを高めるセルフコーチング
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