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コミュニケーション能力が中途半端に高い人が陥りがちな罠とその解決法
仕事上のスキルアップや、社会人の自己研鑽として『コミュニケーション』について学び、スキルやテクニックをトレーニングする人は多いですが、この記事の前半では、そういった『中途半端にスキルアップした人』が陥りやすい罠について解説していきます。
続いて後半では、そういった『罠』を回避する、根本的な解決法として、あなたの『人格的な成長』を加速させるための視点や考え方の枠組みを解説します。
『コミュニケーション』という言葉の概念を自分の中で再定義することで、『コミュニケーション』によって解決できることの範囲 が広がります。
そうやって、『コミュニケーション能力』というものを究極的に高めていったときに観えてくる視界へとあなたを誘います。
理解して自分のものとなったとき、あなたはこれまでとは別次元的な『影響力』を駆使できる人間へと変化しているはずです。
また、関連の記事も紹介しておきます。
併せて読めば、相当に理解が深まるはずです。
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高度な内容の講義になっているので、初回ですべてを理解しようとせず、この記事をお気に入りやブックマークなどに登録し、自分なりのまとめノートなども用意しながら読み込んでみてください。
この記事の目次
『理解した』の罠
最初に、コミュニケーションというものにまつわる『罠』について解説していきます。
既存の自己啓発的なテクニックやスキルを学んで、コミュニケーション能力を鍛えたことのある人が陥りがちなのが、『理解した』の罠です。
仕事上で関わる相手とのコミュニケーションが上達し、仕事で大きな結果を出し、会社に認められて大いに出世したのに、家族や子どもなど、自分にとって近しい、大事な人との関係がボロボロになってしまう人がいます。
そういったことが起こる原因の一つにもなります。
『理解した』の罠は、自意識、自己認識として『自分はコミュニケーション能力が高い』とか、『コミュニケーションは得意だ』と思っている人が陥りやすいです。
要は、『自分の能力を過信する』ことです。
なまじ理解力が高いことが災いして、新しく出会った物事や考え方、人に対して、
『自分はもうそれを知っている』
『この人のことはもう理解した』
『この人の言ってることは自分がすでに知っていることだ』
というラベルを貼ってしまい、無意識的に相手のことを尊重しないようなコミュニケーションの取り方をしてしまいます。
自分の能力を過信する人は、独善的になってしまう傾向(心理的なリスク)があるのです。
そういう人は、カルマ(業)を蓄積していくので、
(ここでは、スピリチュアル的な意味というより周りの人とのコミュニケーションの『摩擦』みたいな意味で捉えてください)
どこかで火がついて燃え上がると、手痛いしっぺ返しを食うことになります。
僕自身が、性格的に、そういう傾向があるので昔から度々、そういう失敗を重ねてきました。
参考記事:
引き寄せの法則に振り回されて闇堕ちしたリアルな実話【失敗すると危険?!】
カルマが大きくなる前に、未然に防ぐためには、ことあるごとに、『謙虚』になって自分をわきまえる、ってことをやってくしかないな、と思っています。
一人一宇宙と『理解してから理解される』
これらの参照記事の中でも、『一人一宇宙』という言葉を使っていますが、ものすごく深遠な意味を持ってます。
参考記事:
コミュニケーション能力という言葉を再定義する【意識を進化させる講義】
参考記事:
潜在意識を書き換えるセルフコーチング術【思考は本当に現実化するのか?】
自分以外の他人は、すべて『別の宇宙』に住んでいる宇宙人みたいなものなので、他人に対して安易に『理解した』と思った途端、罠にハマります。
他人が語ることに対して、もです。
有名な自己啓発書、『7つの習慣』の第4の習慣、
『理解してから理解される』
というのも罠を孕んでます。
自己啓発でスキルアップして、自信がついた人は、
(自信がつく ≠ エフィカシーが高い
エフィカシーが高いと自信もある状態だが、自信があってもエフィカシーは低い、という状態もある)
自分の能力を過信して、他人を軽んじて尊重しない、という罠にハマりがちです。
他人に対して『理解した』と思った時点で、相手を何らかのラベル(キメツケ)に当てはめてしまうことなので、スコトーマ(認識の盲点)が生まれます。
また、占いとか素質論とか、占星術、数秘術みたいな『アーキタイプ』が好きな人も、この罠によくハマります。
相手に理解されると人はうれしいもんじゃないの?と思うかもしれません。
でも、『あなたのことを理解した』と言葉などで安易に示されるのと『この人に理解されている』という感覚を受け取るのとは、似て異なるもの、というか、実質的にまったく別のものです。
それほど深い関係でもないのに、自分に対して、軽々しく『理解してる』という気分になっている人とか、
『あなたのことは理解してますよ』と軽々しく口にする人とか、
『あなたは○○タイプの人だから』と、安易にアーキタイプ的な知識を振りかざして、自分の頭の中に勝手に想像したイメージに自分を当てはめよう、という人を見たら、多くの人は不快になると思います。
その相手の人とチャンネルがつながってなくて、一方通行な感覚を受け取るからです。
相手の言葉とは裏腹に『自分はこの人には理解されていない』という感覚を受け取ります。
その結果、その相手とは距離を置くようになったりします。
そうした『理解した』の罠にハマってしまわないように、どこまでいっても『理解』は完全にならない、という前提を持つことが必要です。
僕らが生きている宇宙は、常に、未完成な状態で、未完成だからこそ『進化の余地』が無限に可能性として拓けています。
でもそこで、何かに対して(完全に)
『理解した』
『わかった』
と思った瞬間に、スコトーマ(認識の盲点)が生まれ、それが『リーディング(メタ情報の読み取り)』に悪い影響を及ぼします。
『リーディング』という言葉に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
参考記事:
コミュニケーションの本質は『愛』である【人間を『理解する』技術】
常々、『謙虚』でいることは大事ですね。
これは、他人のため、というより、自分自身の可能性を、自分で縛ってしまわないために、です。
『侮り』が相手に伝わってしまう
たとえば、僕の場合、セミナーなどに出て何かを学んでいて、講師の方が言ってることの大部分が、すでに知っていると感じることであっても、それをそのまま講師の人に伝えることはしません。
それをもし、そのまま相手に伝えたとしたら、
『あなたは大したことないですね』
というメッセージを送ってるのと一緒で、そういうのは、
『相手をバカにしたい』とか、
『相手をヘコませたい』とか、
『相手から不快に思われたい』とか、
そういうゴール設定でもなければ、取る必要のないコミュニケーションです。
そもそも、何かを学んで、
『過去に学んだこと以上の
収穫は得られなかった』
となってしまうのは、それを学ぶことを選択した『過去の自分』のミスだったり、スコトーマ(認識の盲点)に隠れて、本来は潜んでいる学びの価値に気づけなかった『今の自分』の過失、ということになります。
【メタ情報】がしっかりリーディングできてないワケですよね。
そうなった場合、相手が悪いんじゃなく、自分の行動に改めるべきことがあります。
もし仮に、講師に対して、この内容はもうすでに知ってたなぁ、ってことを伝えたいなら、
『○○に関しては、私も過去に
同じような経験がありました』
みたいに伝えつつ、ちゃんと根拠となる経験談(事例)を交えると、フラットな視点からのフィードバックになります。
ただ、それだけで終えるのは、ただの『私は優れてます』アピールになっちゃうので、
『でも、△△に関しては新しい視点でした。
意識しないと忘れがちなところなので、
戒めにしたいと思います』
みたいなことを伝えるのが、『ちゃんとゴール(相手との望ましい関係性の構築)を意識したコミュニケーション』です。
ユダヤ人の格言の中に、
『出会った人すべてから、なにかを
学べる人こそ世の中でもっとも賢い』
という言葉があります。
何かを学んでみて『勉強にならなかった』という評価をすることは、自分自身の『無能』を、自分で宣言してるのと同じだと、僕は認識しています。
だから僕は決して、そういう言葉を発しないし、
(マイナスのアファメーションとして
作用することを知っているし、
徳を下げる行為だと理解しているから)
他人がそういうことを言ってるのを見たら、
『この人はこういうアファメーション(セルフイメージを表現する自己宣言)を持っている人なんだな』
と判断します。
講師の人との関係性を深めたいならちゃんと中身がある、というか、そのゴールに向かうようなコミュニケーションをとるし、そういうゴールを目指してないなら、そもそもメッセージを送る必要もありません。
そして、ホントに得られるものがない、と感じるのなら、メッセージを送ってる場合じゃなくて、その場を去って、もっと身になることに時間を使っていけばいいワケです。
『理解』ということ一つをとってみても、いろいろと考察できることはあるのですが、この記事の本題ではないので割愛します。
興味のある方は、これらの記事も読んでみてください。
参考記事:
理解という言葉の定義をアップデートすることで、現実を変える影響力の高い実務的な人になる
参考記事:
人はわかりあえないものという前提を持つことが、多様性の世界で周りと調和して生きるための秘訣
参考記事:
人は誤るもの 自分にも他人にも誤ることを許す、という前提を持てば、幸せな人間関係を築ける
コミュニケーションの次元を上げる
コミュニケーションにまつわる、『陥りやすい罠』について解説したところで、ここからは、ではどうやってそれを避けるのか?という話をしていきます。
上述した『罠』を回避するためには、結局のところ、その人自身の『人格的な成長』というものが必要になってきます。
人生経験を重ねて、人間関係の中で人格が磨かれれば自然に解消していく問題なのですが、時間がかかるので【コミュニケーション不全】による人間関係の摩擦にさらされる期間をいたずらに長くしてしまいます。
なので、そういった『人格的な自己成長』を早めるための視点や、考え方の枠組みを解説していきます。
『コミュニケーション』といえば、通常は『他人とのコミュニケーション』という枠組みの話をイメージする人がほとんどだと思います。
ですが、そこから一つ次元を上げると、『自分とのコミュニケーション』という視界が拓けます。
参考記事:
コミュニケーション能力という言葉を再定義する【意識を進化させる講義】
こちらの記事の後半で、そのことについて触れています。
要点だけかいつまみます。
人は『自我意識』という統合された意識を『自分』だと錯覚して自己認識していますが、実際は、自分の中には状況と場面に応じて様々な『人格』が同居していて、
自分の思考や行動は、自分の意識の主体(臨場感を持って自分だと認識している主体)の自由にはならない、という前提を持つことが必要です。
多くの人は、『他人はコントロールできないが、自分はコントロールできる』と思い込んでいますが、実際のところ、『自分をコントロールする』ことに対しても『コミュニケーション能力』というものが求められてきます。
それが『自分自身との内なるコミュニケーション』です。
これは、スピリチュアル的なワークや、誤解された意味での『瞑想』によって自分を『内観』することよりも、コーチング理論に沿って【ゴール設定】をしたり、【アファメーション】や【自分の憲法】を制定していくことの方が、具体的な『対話』となります。
自分の中にあるものをまずは『言語化する』というプロセスを経ないと、他人と共有することができないので、自己完結する『コミュニケーション能力の低い人』になってしまいます。
さて、ここからさらに次元を上げると、
世界:宇宙とのコミュニケーション
真我とのコミュニケーション、
という風景が見えてきます。
内と外は視点を上げるとつながっていて、潜在意識の最深部には、『自然そのもの』の領域があります。
『自分の中の神さま』という表現もできます。
内側を探求すると、無限の広さを持った外側につながっているのです。
『真我』という言葉の響き的に、スピリチュアル的な怪しさを感じてしまう人もいるかと思うので、僕が定義する『真我』という言葉についての解説記事を紹介しておきます。
参考記事:
真我=神=宇宙(世界:現実そのもの)という視点と、自我(分離意識)から、悟り(覚醒)を定義する
参考記事:
真我とのコミュニケーション能力を高めると、執着を超えた愛(兄弟愛・隣人愛)を理解できる
潜在意識へのアプローチの方法
多くの人が誤解してるのが、自分の潜在意識にどういう情報があるのかを探るのに『瞑想』のような、内にフォーカスを向ける行動が必要だと思うことです。
でも実際は、自分の目の前の現実世界にあるものを見ていけば、潜在意識が観えてきます。
内に深く潜って探求するためには、相当に瞑想のトレーニングを積む必要がありますが、目の前の現実世界を見るのは、誰にでもできます。
実は内に深く潜らずとも、目の前の現実の中に、自分の潜在意識の中身が投影されているのです。
顕在意識では『変わりたい』と思いながら、日常で目の前にいるのは『過去側の付き合いの人たちばかり』だったり、『過去の記憶を想起させるもの』ばかりに囲まれて生きているとしたら、
潜在意識は、
『過去に愛着があって、
これらの情報に埋もれているのが好き』
ということがわかります。
断捨離をすることで、心が軽くなったり、部屋の掃除や模様替えをすれば、運気が良くなる、というのも、『外から内』へのアプローチとして有効な手段です。
真我との具体的なコミュニケーション方法
一人一宇宙の中心には、自己の本質である【真我】がありますが、【真我】は同時に、『宇宙そのもの』でもあります。
神の声、天の啓示は、自分の心の奥からの潜在意識のメッセージです。
(右脳言語野からの声)
右脳言語野に関しては、こちらの書籍をご参照ください。
そういう視点に立ったとき、僕らは、【宇宙:世界】から何かしらのメッセージ(刺激:出来事)を『経験』として受け取りながら、それに対して何らかの反応(行動)をメッセージとして返しています。
世界:宇宙(真我)と自分(自我)との間で行われるコミュニケーションの履歴が『人生』です。
僕らは行動や在り方を通して、非言語のアファメーション(メタメッセージ)を発しています。
物事とどう関わるのか?
世界とどう向き合うのか?
言葉とは違い、その人の『生き様』こそが、その人の本質をもっとも雄弁に語る、アファメーション(メタメッセージ)となります。
そういうメッセージは、歴史書とかには一切記されることはなくとも、自分自身を通じて、自分の中の神さまは把握しています。
誰にも知られなければ大丈夫、と思って、人は悪事に手を染めたり、徳の低いことをやってしまったりしますが、実際のところ、自分自身が『神の目』となって、全部見てるんです。
宗教や道徳とかで『善行』が推奨され、『悪行』はNGと言われているのは、本来は、倫理的な意味合いというよりは、自分で自分のセルフイメージを損なってしまわないように、のことなんです。
自分に対してウソはつけず、その自分の中に『神』がいるワケですからね。
宗教・道徳は、社会の発展にともなって、『支配者の論理』とかが組み込まれているので、現代社会ではもう少し複雑な構図にもなってきますが。
真我という概念を理解した上で、コミュニケーションを再定義すれば、顕在意識からは観えていない自分の本心や本当の望み、使命や天命、お役目といったものを知ることにもつながります。
こちらの記事も参考にしてみてください。
参考記事:
真我(魂)と対話して自分の本当の望み(使命・天命・お役目)を知る方法 現実との調和
自分自身(真我)との調和、潜在意識と顕在意識の調和を目指すためには、この記事にもあるように『打てば響く人になる』というのが一つのポイントです。
人生のすべてはコミュニケーションである
この領域までを『コミュニケーション』の問題と捉えれば、人生で起こるあらゆること、これからの人生で創造するあらゆることが、コミュニケーションによって『影響』を受けます。
運気が悪くなったり、仕事がうまくいかなかったり、不運に見舞われたり、こういったこともすべて、何らかの『コミュニケーション不全』から発することだと理解できます。
コミュニケーションの質を変えると、その人を取り巻く世界が変わります。
こういうことが自分の中で紐解けてきたばかりの頃、僕が始めたのは、コンビニや飲食店でお金を払うとき、精算を終えてレシートを受け取るときに、相手の目を見ながら笑顔で『ありがとう』と伝える、という習慣でした。
爽やかにそういうコミュニケーションの取り方が普段からできる人間、というのが僕の『理想』だったので、
『私は爽やかに挨拶をする人間です』
なんてことを言葉のアファメーションで呟くのじゃなく、そういう人間の『実践』をしました。
自分の『行為』によって、『自分がどういう人間であるのか』を示し始めた、ってことです。
この習慣が、自分の一部になったとき、
(意識せずとも自然にできるように)
僕自身が、それまでの自分とは『別人』に変わっていました。
僕を取り巻く周りの人たちも変わったし、僕が、自分が生きる世界に対して持つ印象も変わりました。
世界がとても可能性に満ちた、素敵な場所だと感じるようになったんです。
この感覚を臨場感を持ってリアルに経験しているので、僕は、
『コミュニケーション能力こそが、
世界を変えるための能力だ』
と確信を持って言えるのです。
参考記事:
コミュニケーション能力は影響力を駆使し、世界を変える力 『理解してから理解される』の真の威力
同時に、世界がどういう場所であるのかを決めているのは、自分自身の『行動』や『在り方』で、行動や在り方は一切、ウソをつけないし、隠すこともできない、ということにも気づきました。
他人が見てようと見ていまいと、自分のすべての行動は、自分自身が観ているし、自分自身の中には神がいるのです。
徳を積めば、お天道様が見ている
『お天道様が見ている』の感覚が、次元を上げてリアルに感じられた瞬間です。
その感覚ができたので、調子が悪いとき、運気が悪いときにこそ、その現実を受けて、どういう行動を選択するのか?
それが、自分がどういう人間であるのかを、世に示す、一番強力なメッセージになる、ということも理解しました。
だから僕は、人に見られていようと、見られていまいと、感謝の声を受け取ろうと、受け取らなくとも『徳を積む』ような行動を増やすことにしました。
ネットを通じて、こういった記事やコンテンツをたくさん配信してるのも、僕自身の【アファメーション:メタメッセージ】です。
気づいたのはそんなに早い時期でなく、情報発信を始めたのは、2010年頃でしたが、そこからアファメーションし続けたおかげで、今の僕は、自分が発している【メタメッセージ】にふさわしい境遇を受け取って生きている、という実感を持っています。
僕がここで使っている『アファメーション』という言葉の意味は、
宇宙(自分以外のもの)とのコミュニケーションにおいて、自分がどういう存在であるのか、を発している非言語の【メタメッセージ】のことです。
僕はまず、自分自身がどういう存在でありたいのか、を自分で決めて、それをメッセージとして発しました。
言葉はウソをつくので、行動や在り方、習慣で示し、言葉にする場合も、『言行一致』を心がけました。
できもしないこと、やり遂げる気のないことは言葉にしない。
言葉にしたことに、現実を合わせるように行動する。
『7つの習慣』の中に、
現実に言葉を合わせるのが正直
言葉に現実を合わせるのが誠実
という言葉があって、これは『常に誠実な人間であること』という僕自身の『自分の憲法』の一部にもなっています。
こういったことがすべて僕自身の、ゴール設定や、自分の憲法(ミッションステイトメント)、そしてアファメーションとして機能しています。
このプロセスが同時に、『言語化』のトレーニングにもなるので、ゴールや自分の憲法、アファメーションをしっかり設定している人は、他人に対して、自分のことを伝えるのが上手くなります。
はじめに言葉ありき
言葉はウソつきなので、取り扱いに注意は必要ですが、その一方で、とても便利なツールです。
言葉がないと他人とイメージを共有することがとても難しくなります。
言語化することで、自分の中にあるイメージを他人に伝えやすくなるし、言語化するプロセスの中で、自分の潜在意識に対しての語りかけ、にもなります。
僕の理論の中では、
真我 = 宇宙 = 縁起 = 魂
です。
そして『はじめに言葉ありき』の通り、宇宙のすべては言葉(ロゴス:概念)によって定義されます。
ロゴス:情報を書き換えれば、宇宙は書き換わっていきます。
仮に、物理法則の情報が書き変わると、宇宙は物理的な構造としても、今とはまったく違った場所になります。
人の身では、物理法則を書き換えることはできませんが、他人との関係性や、社会的なルール(法律やモラルなども含む)などの情報は、人の手で書き換えることが可能です。
そういった情報を操作をして、世界を書き換えていく能力が『コミュニケーション能力』です。
自分自身の実像に関しても、潜在意識が書き変われば、そこに情報として収められているセルフイメージも書き変わるので、『なりたい自分』へと変わることが可能です。
ゴールをセットすることが、自分の潜在意識に『なりたい自分』の情報をセットすることで、行動や在り方を通して、自分という人間に関する、他人の心の中の情報を書き換えると、その人が発する【メタメッセージ】が変わります。
自分の心の中の自分の情報と、他人の心の中の自分の情報を総合したものが、いわゆる『魂』と呼ばれるものです。
コミュニケーション能力を高め、セルフイメージ(自己認識)を書き換え、他人の心の中の自分の印象を変えていくと、『魂の情報』自体が書き換わっていきます。
参考記事:
魂とは肉体だけに宿るものにあらず。『引き寄せ力』を高める秘訣は魂の意味を再定義することだった
この記事のまとめ
後半にかけて、かなり抽象度が上がりましたが、大丈夫でしょうか??
このように、『コミュニケーション能力』は、とっかかりは『他人との関係を変えるためのスキル』から入りますが、突き詰めていくと、人生全般に影響してくる、コアで重要なスキルです。
僕は、最初からそんなに高い視点を持っていたワケではありませんが、会社員時代に、まず最初に、社会人スキルとしての、対人コミュニケーション能力を磨いたおかげで、その後の人生が好転するスピードが早かったのかな、と思ってます。
この記事で解説してきたことの重要な部分をまとめます。
・コミュニケーション能力が中途半端に高い人ほど『理解した』の罠にハマりやすい
・他人や物事に対して、浅はかに『理解した』のラベルを貼らないこと
・『侮り』は非言語のメッセージとして容易に相手に伝わる
・自分自身との内なるコミュニケーションがすべての土台となる
・目の前の現実を向き合えば潜在意識が観えてくる
・人は人生の中で自分の『生き様』というメッセージで真我とコミュニケーションをとっている
・人生のすべては真我とのコミュニケーションの履歴である
・言葉(ロゴス:概念)を操作することですべてのものは創造される
ここまで読まれた方であれば、『コミュニケーション』によって、人生の中のすべてのものが創造できる、ということを実感できたのではないでしょうか?
この視点を持った上で、足元のコミュニケーションスキルを磨けば、それがあなたらしく幸せな人生を創造するための、確実な歩みとなるはずです。
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