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悪魔の所業!陰謀論と精神汚染と魔女狩りの危険性について

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コロナ騒動や政治の混乱、ロシア・ウクライナの紛争など、昨今の世間の様相を見ていて、『争いが争いを助長する』ような状況を危惧し、僕なりにできることを模索し、筆を取りました。

人の心を荒ませ、人と人とを憎ませたり、争わせたりするもののことを聖書や仏典の中では『悪魔』と表現されています。


今の世の中、テレビを見ても新聞を見ても、SNSを見ても、

『悪魔にそそのかされた人たち』
『悪魔に心を支配された人たち』


が、人々を憎しみ争わせるような情報を撒き散らしています。


ここで、『悪魔』という言葉を使うと、言葉のイメージに囚われ、表面的に『理解したつもり』になってしまう人が出てくる恐れもありますが、

そういったミスリード(誤解)を避けるため、できるだけ実例も挙げながら詳しく解説していきます。

この記事に関しては、部分だけを見て『わかったつもり』になるのではなく、最後までしっかり読み込んで、自分の中に落とし込んでみてください。


また、関連の記事も紹介しておきます。

併せて読めば、相当に理解が深まるはずです。


関連記事:
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記事の構成として、最初に今、世の中で起こっていることを俯瞰視点で総括し、『悪魔』とは何か?を解説した上で、

情報リテラシー (諜報能力:インテリジェンス)意識レベルの高さと、その人がどのレベルで『悪魔』に心を汚染されているのかを見分けるポイントをまとめます。


もし、この記事に書かれている内容が広まることで、世の中が少しでも良くなる方向に動く、と感じられるのなら、SNSでシェアしたり、ご自身のブログやメディアで紹介して拡散していただけるとうれしいです。

では、本題に入っていきます。

意識レベルと悪魔支配の状況

そもそもこの記事を書こうと思った発端は、SNS(Facebook)のタイムラインに流れてくる投稿を目にしたことです。

安倍元総理や岸田総理、プーチン大統領やバイデンさんがこういう発言をした、こういうことをやった、というニュースに対して、

・情緒的に、
・短絡的に、
・怒りのエネルギーをまとって、
・反応的に、


何かの発言や主張を投稿している人が多いな、と感じています。


本人はその人なりの『正義感』や、

『良かれと思って』
『声を上げる義務がある』


という認識で動いているので、余計に怖いのです。


この『怒りのエネルギー』は、そのまま他者を攻撃するエネルギーに転じます。


きっかけは、世の中で起こっていることに問題意識を感じて、なのかもしれませんが、問題解決の動機が『怒りのエネルギー』で手段が『他者への攻撃』だと、

人類共通の課題である、『戦争根絶(世界平和)』『差別や貧困をなくす』ことに近づくどころか、むしろそれらを増やす方向に働きます。


これは、歴史をある程度勉強した人であれば自明の真理だと思います。


意識レベルの低い状態の人は、表面的には『幸せになるため』、『世の中の不正を正すため』という動機から、他人に対して残酷で冷酷な仕打ちに駆り立てられます。

中世の魔女狩りや、近代の血生臭い革命、ナチスドイツの犯した戦争犯罪なども、『悪魔』によって低い意識レベルに留められた人々が犯した所業だと言えます。

悪魔とは何か?

といって、これは、発信やシェアをしている人を悪者だと言っているワケでもありません。

新約聖書において、人間を悪しき道へと引き入れていく、実体を持たない霊的な存在、あるいは、そうした悪しき道へと自分自身を導いていく人間の弱い心悪しき心に対する比喩や象徴のようなものとして『悪魔(サタン)』が登場します。


『悪魔』の定義を厳密に行うことは、この記事の主旨とはズレるので、ここでは『悪魔』とは、

人間社会において、人の心の脆弱性につけ込み、人々を迷わせ、惑わせ、互いに憎しみ、争わせるもの、

人類の意識を『分断』や『争い』に駆り立てるもの、


といったニュアンスで理解してもらえればOKです。


今の世の中に起こっている、人々を不幸にする様々な問題の背景にあって、その根本の原因となっているもの、それが『悪魔』だというイメージです。

こちらの記事でも語っているので、併せて読んでみてください。

参考記事:
情報リテラシーを高め、物事の背景を洞察することで、情報操作の奥に潜む『悪魔のワナ』から身を守る


悪魔のよく使う手口とは?

悪魔とは、天使や神と同じで、実体のある存在というよりも、何らかの『比喩』で表現された形而上の概念的な存在だと考えてください。


ここがポイントで、意識レベルが低いところにとどまる人、つまり、思考の抽象レベルが低い人ほど、『具体的な実体』に囚われます。

目の前で起こっていることに対して、表面的に観えるものだけが原因になっている、と考えてしまうのです。


自分の生活に不満がある状態で、安倍元総理のように、『政治の代表者』としてのアイコンを身に纏った人物の発言をマスコミが流すニュースなどで目にすると、

短絡的に

『プーチンはけしからん!』
『自分の生活が苦しいのはバイデンのせいだ!』
『社会が悪いのは習近平のせいだ!』


のように考えてしまいます。


上記の個人の部分は、『マスコミ』だったり、『官僚』だったり、『上級国民』だったり、特定の民族や国家だったり、その時々のトレンドで変わります。


実際のところ、今の世の中で目につく問題の根っこの原因は、歴史的な背景や社会的なシステムの欠陥など、もっと深いところにあるのに、

スケープゴート的に目立つ立場にある人だけを非難し、攻撃してしまうのです。


意識レベルが高い、低い、というのは差別的な表現ではなく、どんな人も、その人の置かれた状況や環境によって、意識レベルは上りも下りもします。

『思考の抽象レベル』という表現をしましたが、これは抽象度の階段を上って、俯瞰した視点(メタ視点)で物事を見ることができる状態、これを意識レベルが高い、と表現します。


メタ視点、メタ認知、『思考の抽象レベル』に関しては、これらの記事で解説しています。


参考記事:
思考の抽象レベルを上げて、当たり前の中に宝を発見する



参考記事:
コミュニケーションの本質は『愛』である【人間を『理解する』技術】


参考記事:
メタ認知とは?メタ認知能力の意味とトレーニング法をわかりやすく解説



小難しく聞こえるかもしれませんが、感情や本能(動物脳や爬虫類脳優位)に支配されてIQが下がると、抽象度(意識レベル)は下がり、

理性が優位になって、冷静に、情報を広く見渡せる状態(IQが高い)になると、思考の抽象度(意識レベル)が上がる、という理解でOKです。


そしてここもポイントですが、抽象度が下がった状態では悪魔の姿は見えない、のです。

そして、悪魔は巧みに人間の感情を刺激し、恐れや不安によって人々の目を曇らせます(意識レベルを下げられる)。

そうすると、問題の本質、その根本の原因となっているものの正体が見えなくなってしまうのです。

悪魔の正体とは?

悪魔の正体を見失った人たちは、目に見えるもの、表面的に目立つものを『犯人』だと信じて、彼らを非難したり、攻撃し始めます。

冒頭で語った、岸田総理やプーチン大統領、バイデンさんの発言や行動のニュースに対して、いちいち目くじらを立てて、批判的、攻撃的な発信をする人たちは、まさに、

『悪魔にそそのかされた状態』

になっているのです。


問題の本質は、特定の政治家や有名人、個人にあるわけではありません。


彼らは『悪魔』にとっては単なるスケープゴートです。


ただ、悪魔の手先になっている、という意味合いでは、むしろ、特定の有名人に対して攻撃的になっている人の方が重篤だし、危険度も高いです。

他人に対する悪意や攻撃的なエネルギーは人から人へと伝染しやすく、今の時代であればSNSがそれを容易に拡散してしまいます。


ここで、『悪魔』の正体について考えてみましょう。

『悪魔』とは上述した通り、『実体のない概念的な存在』であると同時に、人の思考や感情、行動を支配してしまう、人間よりも上位の存在です。


具体的に言えば、

・共同幻想
・システム


のことです。


世界的なベストセラーとなった、『サピエンス全史』の中で、人類を進化させた原因として語られている『虚構』と表現することもできます。


共同幻想とは何か?

共同幻想とは、複数の人間によって共有される幻想のことです。

難しく聞こえるかもしれませんが、人として生きていれば、どんな人でも日常的に関わっているものです。


人間社会や◯◯市民、◯◯という企業の社員、クラスメイト、◯◯主義者、◯◯党、◯◯教の信者、

といったものもすべて、実体のあるものではなく、所属する人間の意識内だけで共有されている幻想に過ぎません。


共同幻想の中にいる人は、必ず、その幻想から何らかの支配を受けた状態になります。

個人としてはとても善良な人が、会社の利益のために他人を貶めるような行動に駆り立てられたりもします。


一時期話題になった食品偽装の問題なども、実際に悪事に手を染めた個人が、悪魔的な性格の人間なのか、というとそうではなく、利益第一主義の企業の体質(共同幻想)が、

その中に囚われる個人としての社員の意識レベルを下げ、悪事に駆り立てるのです。


この場合は、その『会社』という共同幻想が、その人の道を誤らせる『悪魔』の役割を果たしています。


ここでまた重要なのが、共同幻想が『悪魔』になるのか、それと反対の働きをする『天使』になるのかは、状況や場面、環境次第だ、ということです。


単純な構造として、何かが善(正義)で何かが悪になる、というものではないのです。

そうやって、物事を単純化してとらえ、短絡的な行為に走らせるのもまた、悪魔の所業と言えます。


悪魔に対抗するためには、理性の目を開いて、物事の本質を深く洞察することです。

システムとは何か?

共同幻想と明確な区別はないのですが、若干、抽象度を上げた大きな枠組みのことを『システム』と表現します。


たとえば、キリスト教徒やイスラム教徒はそれぞれ、『キリスト教』『イスラム教』という共同幻想の範疇に入りますが、

キリスト教徒とイスラム教徒が憎しみあう『構造』は、歴史的な背景などが複雑に絡まり合ったもので、単純に一言で表現するのは難しいです。
 
こういった『構造』『社会背景』といった広いもののことをシステムと呼びます。


抽象度を高めていくと、何かしらの問題の本質は、最終的にはこの『システム上の欠陥』にまで行き着きます。



さて、ここまでで前提となる知識が共有されたので、ここから本題の解説に入ります。

悪魔による精神支配と意識レベルの対応


こちらの表に、世の中の人々の情報リテラシーや意識レベルと、悪魔による精神支配、精神汚染がどの程度あるのか?の一覧をまとめました。

悪魔の所業!陰謀論と精神汚染と魔女狩りの危険性について


順に解説していきますね。

犯人探し・原因追求のレイヤー

何か問題となっていること、不満を持っていることに対して『何が原因(犯人)になっているのか?』と考えているのかを見ると、その人がどのような意識レベルにいるのかがわかります。

また、同時に悪魔による精神支配、精神汚染の度合いも見てとれるので、付き合って安全な人なのか?後々、何らかの問題が起こる可能性のある、リスクのある人なのか、もわかります。

『君子危うきに近寄らず』ではないですが、悪魔による精神支配を受けている人ほど、感情の奴隷になりやすく、他人に対して攻撃的になったり、裏切ったりしやすくなります。

かといって、それを指摘したりすると『攻撃された』と思われて、ハリネズミのように反撃をしてきたりもするので、近寄らない、距離をとる、というのが一番です。

では、順番に解説します。

スケープゴートを見る人

冒頭で語った、特定の政治家や有名人に対して目くじらを立てる人がこの段階にいる人たちです。

マスコミの情報を受け身的に受け取ることを習慣的にやっている人はこうなりやすいです。

SNSとかで、フェイクニュースを容易く信じて、義務感や正義感でシェアしていることも多いです。


2020年1月時点では、トランプさんは『悪人』として語られることが多かったのですが、1年経って大統領選の混乱を経て、

今度はディープステイトという黒幕をやっつけるための、正義の人、として語られる論調が目立ってきました。


同じ人物を悪人を見たり、正義の人と見たりコロコロと印象が変わってしまうのは、それを見ている人の心や意識が投影されているからです。



世の中に不満を持った人は、その不満を誰か特定の象徴的なアイコンの責任にしてしまいたいのです。



この意識レベルの段階の人は、偶像化(アイコン化)されたものを信じ込みます。


偶像化に関してはこちらの記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

参考記事:
自我の分離不安から偶像化と被害者意識が生まれるメカニズムを詳しく解説してみた



世の中の複雑な構造を理解できない(理性が優位に働いていない)ので、誰かがわかりやすい構図を用意して『この人たちが犯人(悪)ですよ』という情報を流すと、それを信じてしまいます。

情報操作されやすい、洗脳されやすい人たち、とも言えます。



安易に特定の誰かや団体を悪人(犯人)扱いしたり、反対に特定の誰かや団体をヒーロー扱いする人は、この意識レベルにいることが多いです。



いわゆる一般大衆(B層)のことで、民度の低い人、という表現もできます。

B層(ビーそう)とは、郵政民営化の広報企画にあたって小泉政権の主な支持基盤として想定された、「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」と定義されている

B層(Wikipedeia)


言葉遣い的に、『差別』的なものを感じる人もいるかもしれませんが、あくまで『悪魔の支配』によって、本来持っている理性、脳の使い方を忘れてしまっているだけ、というニュアンスです。

何かのきっかけがあれば、理性の目を開くことができるのですが、状態的に他者に対して攻撃的になりやすいので、近づかない方が無難だ、というイメージです。


恐怖や恐れ、不安、自分の安心や安全が脅かされる、という『苦痛からの逃避』が行動の動機になっていて、大脳旧皮質(動物脳:感情の脳)脳幹(爬虫類脳:本能の脳)が優位になりやすいです。


日本社会には、江戸時代以降、この層の人たちが多いという印象です。


お上の意向に従う、というのは、思考停止状態で生きること、につながります。

これは、共同幻想やシステムの支配を無条件で受けるのと同じです。

ここに危惧を感じています。

黒幕探しが好きな人(陰謀論者)

意識高い系という自意識を持っている人に多いです。

『スケープゴートを見る人』よりも、情報の裏を見るようになりますが、意識レベル的には、他者への攻撃性が色濃く残っています。

テレビや新聞のニュースや、SNSで拡散される情報の背景を洞察しますが、『正義と悪』という単純構造から抜け出すことができない状態です。


表に出てこないところに『黒幕』がいると考え、『陰謀論』的な情報に傾倒しやすいです。


陰謀論に関しては、こちらの記事も読んでみてください。

参考記事:
陰謀論とのつきあい方 ネガティブでもポジティブでもなく被害者意識を手放してフラットに世界を見る




表面だけを見ずに、裏で陰謀を張り巡らし、黒幕的に手を引いている人がいる、という見方をします。

脳の使い方としては、『知能は使っているけど理性は使えていない』といった状態です。


実は、この段階の人たちがもっとも危険度(迷惑度)が高いです。

他人への攻撃性を持ったまま、知能を使っている、という状態なのでそりゃそうですよね。


本人は情報リテラシーも意識レベルも高いつもりでいることが多いです。

ですが、意外と他人のマインドコントロールや洗脳を受けやすいです。
(知恵がまわっても、抽象度・意識レベルが低いと精神支配を受けやすい)


社会的な実務能力が高い人も多く、影響力を持った状態で、自らの発信でフェイクニュースを流布したりもします。

ただ、本人はフェイクではなく『真実』だと思い込んでいるケースも多く、行動の動機は『正義感』とか『義務感(責任感)』だったりするので、やっぱりというか、余計に迷惑だったりします。。。


影響力がある人が、悪魔に取り憑かれている状態、と表現できます。

魔女狩りを煽動する意識レベルで、歴史を紐解くと、この段階の人が起こした悲惨な事件は数知れないです。


自らの影響力を駆使して、悪魔の汚染を広める、という意味で、危険度や迷惑度は武器商人とかよりも高い、と言えます。


見分けるポイントはシンプルに、『他人への攻撃性』です。

何らかの問題に関して、『誰か』を悪者にしている時点で、意識レベルが上がりきっていないので近寄るととばっちりを受けます。


スピリチュアル系の発信をしながら、政治的なトピックとか社会問題的なトピックで、『誰か』を悪者にして、その対象への憎しみを増長させるような発信をしてる人がいたら、かなりの危険信号です。

絶対に近寄らないことをオススメします。

自分が師事してたり、お世話になってる人にこの傾向が見えたら、速やかに距離をとって近づかない方がいいです。


これらの記事も参考にしてみてください。

参考記事:
本当にスピリチュアルな人は反対運動なんてしない


スピリチュアルや宗教は政治利用されやすい【エネルギーと善悪は別物】


『スケープゴートを見る人』『黒幕探しが好きな人』に共通するのは『人と人とを争わせる』という方向に自分の影響力を使っている、という部分です。


これが『悪魔に取り憑かれた人』という意味です。

こういう人たちが減らないと、人類共通の課題である戦争や差別、貧困はなくなりません。

次の項でも解説しますが、だからと言って、彼らと戦おうとしては逆効果です。

彼ら自身が『悪』なのではなく、『悪魔に取り憑かれた』という状態が原因になっています。


彼らの発信に迎合する人が少なくなれば、悪魔の勢力は小さくなります。


個人としてできることは、他人や外にあるものをコントロールするよりも、まず自分自身と向き合い、

思考停止せず、他者への攻撃をやめ、自らの理性の目を開くこと、です。

物事の背景や本質を見る人(罪を憎んで人を憎まず)

問題の原因(犯人)を、人ではなく共同幻想やシステムによるものだと見抜く段階の人たちです。

『罪を憎んで人を憎まず』

を自然体で体現する人、とも表現できます。


『罪』が人を惑わせ、道を誤らせるのです。

『共同幻想』『システム』が人に過ちを起こさせます。


『共同幻想』よりも『システム』の方がより抽象度が高い、ということを語りましたが、問題解決にも関係してきます。

『共同幻想』とは、その人の【価値観】に関わる物事で、それに囚われている人にとってはとても大事なものだったりします。


キリスト教やイスラム教を信仰している人に、その信仰を捨てさせるのはとても大変だし、それをやる必要もありません。

他人が大事だと思っているものを変えさせようとすると、必ず抵抗を受けるので、そこで争いや力による支配が起こってしまいます。


もっとも理性的なのは、『システム』を変える、という方向にエネルギーを向けることです。


犯罪が増えるのはなぜか?
テロが起こるのはなぜか?


そこには特定の『犯人』『黒幕』がいるのではなく、問題の本質を掘り下げていくと、社会の構造的な問題であったり、システムの不備に行き着きます。


参考記事:
状況・背景(コンテキスト)に目を向けよう 人生は運命・カルマではなく、環境の影響で変わる



同じ人が状況によって善人にも悪人にもなる


そこに目を向けた上で、自分なりにできることを考え、具体的な問題解決の行動をとっている人たち、これがもっとも意識レベルの高い人たち、と言えます。

仏教で言うところの『菩薩行に励む人』ですね。


この段階の人たちは、理性優位で冷静に情報を俯瞰でき、他者への攻撃性が低いです。


重要なポイントは、この意識レベルになった人は、何らかの問題意識を持った活動家ではあるものの『戦う相手が人ではなくなっている』という部分です。


意識レベルが上がり、抽象度が上がっているので、個々の人間が相手ではなくなり、人間よりも上位の存在である『共同幻想』『(悪魔を生み出す)システム』に変わっているのです。


この段階に達した人が一定数増えると、人類共通の課題である『戦争』『差別』『貧困』もなくなります。


僕自身、情報リテラシー諜報能力:インテリジェンスを高めるために、自分なりに信頼できる、と判断した人を何人かリストアップして、そこから情報収集するようにしています。

こちらの記事で、その中の一人、北野幸伯さんの著書を紹介しつつ、『情報との向き合い方』について解説しています。

参考にしてみてください。


参考記事:
自己防衛のために、情報リテラシーを高めること 『中国に勝つ 日本の大戦略(北野幸伯)』を読了


意識レベルを高めるのに必要なこと


長々と語ってきましたが、人類共通の課題である『戦争』『差別』『貧困』の根絶は、手の届かない理想論や夢物語でもなんでもなく、

個々の意識レベルの進化によって、現実的に達成できることだ、というのが僕の考えです。


それを阻害するのが、この記事で詳しく解説してきた『悪魔』です。

悪魔に仕事をさせないためには、社会の『システム』を変えていくこと、それと同時に、個々の人々の【意識レベルが高まる】ということも重要です。

この両輪がとても重要で、これらは卵と鶏のようなもので、どちらが先に、ということでもありません。

どちらかが欠けていると、もう片方の進歩が遅れてしまいます。


僕は個人として草の根の情報発信を通じて、世の中に【意識レベルの高まった人を増やす】ということをやっています。

これが僕にとっての『自分なりにできる具体的な問題解決の行動』だと認識しています。


僕なりの視点で情報発信をして、それが届く人たちを広げていくこと、その延長線上に、『他人と争うことを選択しない人』たちが増えていく、と信じて発信活動を続けています。


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コメント

    • ゆう
    • 2020.02.26

    陰謀説を唱える人に捕まった事があります。
    自分達がしている事は正義というのですが、相手を倒す為なら何でもするスタイルで、攻撃的で醜く、どっちが悪魔なんだろう?と、思っていました。
    しかし、もっともらしい事を言い、恐怖心を煽られ、無碍にすることも怖くて出来ませんでした。

    自分自身の性格もどんどん悪くなり、周囲との人間関係も悪化。
    今思えば洗脳されつつあったのだと思います。

    お金は汚い!と、いいつつ、最後には私の旦那のお金を当てにし、正義のためにそのお金を使えと、言ってきました。
    ここでようやく目が覚めて切り捨てました。

    本当に怖い体験でした。この記事を読んで更にはっきりと目が覚めました。ありがとうございました!

    • コメントどうもありがとうございます^ー^

      お役に立ててよかったです(*´Д`*)b

        • K-ko.haro
        • 2023.11.18

        自分は自分勝手に正義感と思い込んでそれにかられ ブログ発信していたことに気付かされました!
        いつも自分のあるべき姿を思い起こさせてくださり、導いてくださり、ありがとうございます。これからも、自分のマインド、セルフイメージの書き換えながら、リテラシーを高めながら、行動していきます。

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ブログ管理人:サトリ

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